_みなさまこんにちは。6月になりました。改正銀行法に基づくオンライン家計簿サービスと銀行とのデータ連携が開始され(マネーフォワードMEの公式によれば新型コロナウィルスの影響で期限は9月末まで延伸されているらしいけど)、ユーザー各位は従来のデータ連携の再連携操作や、サービスが切れてしまった銀行の対策など、いくつか対応が必要になるでしょう。
_そのようななかで、「5月中」となっておりました新Moneylookのサービス開始がギリギリ間に合ったようです。
_ちなみに対応金融機関の一覧を見ますと(↓は「み」から始まる「銀行」のリスト)、
_このようになっております。ここで、上部にある「インストール版」「クラウド版」「API」の意味するところは(筆者が解釈すると)、
- インストール版:ユーザーのPCにインストールした「Moneylook口座情報管理ツール」に、金融機関サイトのIDとパスワードを保存し、金融機関サイトへはユーザーのPCからアクセスして、webスクレイピングにより情報を得る。
- クラウド版:Moneylookのサーバーに、(ユーザーの)金融機関サイトのIDとパスワードを保存し、金融機関サイトへはサーバーからアクセスして、webスクレイピングにより情報を得る。
- API:Moneylookのサーバーに、(ユーザーの)金融機関サイトから送付されたトークンを保存し、金融機関サイトへはサーバーからアクセスしてAPIにより情報を得る。
_このようになっております。ここで、↑の画面の「三井住友銀行」に注目しますと…インストール版・クラウド版はサポートされていますがAPIはサポートされていません。しかし、筆者は他のオンライン家計簿サービスで同銀行が既にAPI連携が可能であることを知っています。すなわち、Moneylookは同銀行とのAPI連携の個別契約が締結できていないか、Moneylook側でその仕組みを構築できていないわけですね…そういう銀行もある、ということです。
_さて、冒頭のリンクされている新Moneylookのサイトに飛ぶと、ずいぶん待たされてログイン画面が出現します。ログイン後の画面はこのようになります↓。ただし、ここへたどり着くまでにさらに待たされた挙句、サイト側から「システムエラー」が何度か表示されました。サイト全体にかなり重さを感じます。
_ここで、肝心の「Moneylook口座情報管理ツール」について。これは従来の「ログイン情報マネージャー」の後継としてユーザーのPCにインストールされるアプリです。上記の「クラウド版」および「API」のみで金融機関サイトにアクセスするなら不要と思いたくなりますが、実際のところはインストールは必須と考えておいたほうがよろしいでしょう。
_旧来の「ログイン情報マネージャー」は、今やブラウザとしてかなり高いシェアを誇るChrome用が無い点が大問題でしたが、「Moneylook口座情報管理ツール」はそれぞれのブラウザに対応したアドオンをインストールするのではなく、ブラウザからWindowsアプリにアクセスするという形で動作するようで、Chromeで新Moneylookにアクセスしていても動作します。
_今は新Moneylookのサイトの調子がいまいち怪しいため、レビューはひとまずここまでにしておきましょう。様子を見た後の続報はこちら。