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2023/12/25

牛透明の謎~家計簿アプリのレシート認識機能をレポートする

  今回は、当Blogではこれまで取り上げてこなかったネタです。家計簿アプリのレシート認識機能について試してみます。これについてのネット記事は例えば 【2023年】レシート読み取り機能で比較!人気の家計簿アプリ5選 がありますが、当該の記事は実態としては「レシート読み取り機能を有する家計簿アプリの総合的比較」となっています。当Blogの今回の記事は、同じレシートをそれぞれの家計簿アプリで認識させたらどうなるのか? という点のみを比較してみたいと思います。

 テスト対象は、マネーフォワードME、Zaim、おカネレコ、レシーピ、スマートレシート、Recemaru(レシマル)の6つです。Dr.Walletは、有料プランではレシートの品目データを人力入力し、無料プランではレシートの総額のみを人力入力する仕様であり、比較しても意味が無いので対象外です。

1.マネーフォワードME

  • マネーフォワードMEのレシート撮影画面はレシートを表示する範囲が少し狭く設定されている。
  • 3品目目の DCM養生テープ半透明 が 00gpcM養生テーブ牛透明 と認識されている
マネーフォワードMEテーブ牛透明

2023/12/07

スマートレシートとRecemaruレシマルの一応のまとめ

 さて、11月からスマートレシート(初回記事は2023/11/04 電子レシート「スマートレシート」試用レポートとレシマル(初回記事は2023/12/02 Recemaru(レシマル)試用レポートを試用してデータ変換方法を検討してまいりましたが、ここらで一旦まとめたいと思います。

1.スマートレシート

 スマートレシート↓は「紙のレシートを無くす」という環境問題上の明確な理念があり、加盟店で買い物をした直後にスマートレシートのアプリで電子レシートを確認できます。筆者の経験では、電子レシートを確認するようお店の方に促されました。現時点での加盟店はこちら(←外部サイトへのリンク)を参照してください。また、スマートレシートのアプリは簡単な月間集計機能があるだけで、データを家計簿として活用する方策としてZaimとの連携機能が提供されています(連携の設定はZaim側から行います)。こちらはレシートデータの取得は翌日13:00まで待たされるようになっており、この点でスマートレシートアプリと差別化しているわけです。

スマートレシートのデータの流れ

2.Recemaru(レシマル)

 一方、レシマル↓は(ホームページを確認した限りでは)環境問題対策というよりは家計管理を楽にするソリューションとして展開されています。ユーザーがデータを確認できるのは翌日09:00まで待たされ、筆者の経験ではお店で紙のレシートも渡されました。現時点での加盟店はローソンとフジの2つのチェーンのみです。また、レシマルは簡易的な家計簿アプリとしても作られており、他の家計簿アプリとの連携は今のところ考えられていません。

レシマルのデータの流れ

2023/12/04

レシマルにローソンのレシートデータが自動的に入るように連携できるので試してみました

←前々回の記事:2023/12/02 Recemaru(レシマル)試用レポート(12/3追記)
←前回の記事:2023/12/03 MFFマクロV2.47によるRecemaru(レシマル)データのMFF形式への変換方法

 今回は、Recemaruの「レシート自動入力」機能をテストします。レシマルの競合サービスである「スマートレシート」では、2023/11/04 電子レシート「スマートレシート」試用レポート で述べたとおり、サービス加盟店で買い物をしたら即座に電子レシートのデータを受け取れることが大きな売り文句になっておりました。が、Recemaruのこの機能は、それほど大々的にアピールされているわけではありません。その理由は↓①画面のように、また対象となるチェーンがローソンとフジ(中国地方・四国を中心に展開するスーパー)の二つしかないためのようです。

 今回はローソンでこの機能をテストしたわけですが、筆者は普段はローソンをあまり利用しないので、

  1. ローソンの公式アプリをインストール
  2. ローソンはポイントサービスをPontaに依存しているので、以前に取得したPontaの会員IDとパスワードを発掘してローソンアプリと紐づけ(参考:ローソンでのau PAY 決済時、Pontaカードを提示しなくてもPontaポイントが自動でたまるようになりました!(外部サイト))
  3. ローソンアプリの決裁方法にSuicaが無いことに愕然とし、もっとも導入ハードルの低いau PAYを導入し紐づけ

 …といった前準備にかなり時間を要しました。

 そのうえで、↓①画面からローソンとの連携を設定し、↓②でPontaカード(物理的にカードを持っている必要はない。IDとパスワードがあればよい)を登録すると、↓③画面のように連携機能が動作するようになります。ただし、レシマルでは連携先のチェーン店で買い物をしても即座にレシートデータが送られてくるわけでは無く、前日のデータが09:00にレシマルのサーバーに送られてきます。そのデータをアプリに取り込むのが↓④画面の操作です。

レシマルにローソンのレシートデータが自動的に入るように連携できるので試してみました

 連携したチェーン店から自動的に入力されたレシートデータは↑⑥画面のように「自動入力」と表示されています。その中身を↑⑦画面で確認すると、各品目に対しては費目が指定されておらず、ユーザーが手作業で指定しなければなりません。その結果が↑⑧画面です。

 なお…今回のテストでは、ローソン某店でローソンアプリからau PAYで支払ったところ、紙のレシートは発行されました。スマートレシートは紙のレシートを無くすことで環境問題に貢献する、という理念を謡っているのですが、レシマルはそうではないらしい。

 ところで、↑②画面にしれっと書いてありますが、レシマルは消費税を8%として計算するようになっており、それが↑⑦画面の"消費税(8%みなし)"という文字の意味です。念のため、支払いに使用した決裁サービス(今回の例ではau PAYということになる)上の支出額と、レシートデータ上の支払額を突き合わせた方がいいかもしれません。

 とにかく、大手コンビニチェーンたるローソンの買い物でレシートデータが自動入力される、というのは利便性がかなり高いです(そうでなければ「試してみよう」という意欲も出なかった)。他のチェーンにも拡大することを激しく期待したいところです。

次回のレシマルの記事:2023/12/07 スマートレシートとRecemaruレシマルの一応のまとめ

2023/12/03

MFFマクロV2.47によるRecemaru(レシマル)データのMFF形式への変換方法

 ←前回の記事:2023/12/02 Recemaru(レシマル)試用レポート(12/3追記)

 今回は、レシマルに対応したMFFマクロV2.47によるデータ変換の方法を解説します。

1.MFFマクロV2.47公開

 MFFマクロのVersion2.47による更新点は以下の4つです。

  • レシマルから出力したCSVファイルのデータをMFF形式に変換する機能を新設した
  • スマートレシートから出力したデータをMFF形式に変換する際、負の支出額を収入額に変換していたのを取りやめ、負の支出額のままにするように改めた(レシマルでも同じ動作をする)
  • MFF形式への変換後、支出・収入欄に負の金額が入った場合は当該のセルを黄色に塗って、ユーザーに警告する機能を新設した
  • 便利機能として、MFF形式データの支出欄に負の金額が入っている場合は正の収入額に、収入欄に負の金額が入っている場合は正の支出額に変換する「負の金額の解消」機能を追加した

 これに伴い、動作概念図も更新しています↓。

 なお、MFFマクロの取り扱いについては以下のリンク先をご覧ありたく。

MFFマクロV2.47の動作の概念図

2023/12/02

Recemaru(レシマル)試用レポート(12/3追記)

←前回記事:2023/11/26 Recemaru(レシマル)に取り組んでいます

_Android向け家計簿アプリRecemaru(レシマル)を試用してみました。

1.レシマルの概要

 レシマルのアプリをインストールした直後の初回起動では、新規ユーザー登録として、規約への同意と、ID(メールアドレス)・パスワード・性別・居住する都道府県・誕生年の登録、メールアドレスの生存確認を行います。

 次回以降の起動画面は↓①画面のように至ってシンプル。大抵の処理は①の左上のドロワーメニューから行います(↓②画面)。レシートデータのCSVファイル出力機能は↓③画面にありますが、これについては後述します。

レシマル起動・メニュー・設定画面

 ↑の②画面にある「レシート自動入力」機能は、スマートレシートと同じく、レシマルと連携している店舗のアプリにレシマルのユーザーID・パスワードを登録すると、その店舗で(アプリを使用して)買い物をした際に自動的にレシートのデータが送付されてくる、という便利なサービスです。対象となる店舗は、今のところローソンとフジ(中国・四国地方を中心に展開するスーパー)の二社です。

2023/11/26

Recemaru(レシマル)に取り組んでいます

_スマートレシートの連載(初回の記事:2023/10/29 スマートレシートに挑んでいますに引き続きまして、スマ-トフォン向けレシート管理型家計簿アプリ「Recemaru(レシマル)」に取り組んでおります。

_とりあえず、撮影したレシートから品目毎に取引データを生成して、CSVファイルとして出力できることは確認済です。

_しかし、このアプリは、予想どおり、スマートレシートとは目的や振る舞いが異なっておりまして…記事の構成や、MFFマクロのデータ変換の方針について少々悩んでいるところがございます(つまり、マクロの新版はまだ手を付けていない)本編の掲載まで暫しお時間をいただければ幸いです。

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