2023/12/04

レシマルにローソンのレシートデータが自動的に入るように連携できるので試してみました

←前々回の記事:2023/12/02 Recemaru(レシマル)試用レポート(12/3追記)
←前回の記事:2023/12/03 MFFマクロV2.47によるRecemaru(レシマル)データのMFF形式への変換方法

 今回は、Recemaruの「レシート自動入力」機能をテストします。レシマルの競合サービスである「スマートレシート」では、2023/11/04 電子レシート「スマートレシート」試用レポート で述べたとおり、サービス加盟店で買い物をしたら即座に電子レシートのデータを受け取れることが大きな売り文句になっておりました。が、Recemaruのこの機能は、それほど大々的にアピールされているわけではありません。その理由は↓①画面のように、また対象となるチェーンがローソンとフジ(中国地方・四国を中心に展開するスーパー)の二つしかないためのようです。

 今回はローソンでこの機能をテストしたわけですが、筆者は普段はローソンをあまり利用しないので、

  1. ローソンの公式アプリをインストール
  2. ローソンはポイントサービスをPontaに依存しているので、以前に取得したPontaの会員IDとパスワードを発掘してローソンアプリと紐づけ(参考:ローソンでのau PAY 決済時、Pontaカードを提示しなくてもPontaポイントが自動でたまるようになりました!(外部サイト))
  3. ローソンアプリの決裁方法にSuicaが無いことに愕然とし、もっとも導入ハードルの低いau PAYを導入し紐づけ

 …といった前準備にかなり時間を要しました。

 そのうえで、↓①画面からローソンとの連携を設定し、↓②でPontaカード(物理的にカードを持っている必要はない。IDとパスワードがあればよい)を登録すると、↓③画面のように連携機能が動作するようになります。ただし、レシマルでは連携先のチェーン店で買い物をしても即座にレシートデータが送られてくるわけでは無く、前日のデータが09:00にレシマルのサーバーに送られてきます。そのデータをアプリに取り込むのが↓④画面の操作です。

レシマルにローソンのレシートデータが自動的に入るように連携できるので試してみました

 連携したチェーン店から自動的に入力されたレシートデータは↑⑥画面のように「自動入力」と表示されています。その中身を↑⑦画面で確認すると、各品目に対しては費目が指定されておらず、ユーザーが手作業で指定しなければなりません。その結果が↑⑧画面です。

 なお…今回のテストでは、ローソン某店でローソンアプリからau PAYで支払ったところ、紙のレシートは発行されました。スマートレシートは紙のレシートを無くすことで環境問題に貢献する、という理念を謡っているのですが、レシマルはそうではないらしい。

 ところで、↑②画面にしれっと書いてありますが、レシマルは消費税を8%として計算するようになっており、それが↑⑦画面の"消費税(8%みなし)"という文字の意味です。念のため、支払いに使用した決裁サービス(今回の例ではau PAYということになる)上の支出額と、レシートデータ上の支払額を突き合わせた方がいいかもしれません。

 とにかく、大手コンビニチェーンたるローソンの買い物でレシートデータが自動入力される、というのは利便性がかなり高いです(そうでなければ「試してみよう」という意欲も出なかった)。他のチェーンにも拡大することを激しく期待したいところです。

次回のレシマルの記事:2023/12/07 スマートレシートとRecemaruレシマルの一応のまとめ

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