2023/06/24

Zaimにグループ機能が登場

_Zaimに関する前回の記事「2023/06/22 Zaimの「カテゴリ整理AI」機能を試してみた」に続くZaimの新機能「グループ機能」についてです。公式サイトは 家計簿アプリ Zaim、「使う」「貯める」「増やす」など、役割別に口座を管理する「口座グループ機能」をリリース を参照されたく。

_ところで、グループ機能って奴は、Zaimの競合サービスであるマネーフォワードMEには随分前からプレミアムサービスに実装されていました。Zaimはそれに遅れてようやく実装した、という具合に見えますが…実は両者の機能は仕様が大きく異なります。

_マネーフォワードMEのグループ機能は、アプリに登録されている口座の表示・非表示を切り換えるパターンを「グループ」と呼んでおり、基本的に頻繁に切り換えることを想定していません。用途としては、(厳密な意味で「資産」とは呼べない)公的年金を、連携させてはいても常時は非表示に設定しておく…といった形でしょう。

マネーフォワードMEのグループ機能

_それに対して、Zaimのグループ機能は、口座を用途別にまとめて管理できるようにする機能であり、表示・非表示を切り換えるといった考え方ではありません。デフォルトでは「使う」・「貯める」・「増やす」の3つが用意されており、名称変更・順序変更・追加/削除が可能です。また、↓の画面のグループ名をタップすると、少し待たされますが、当該グループの残高推移をグラフ表示し、さらにグラフの元ネタとなる取引履歴にアクセスすることもできます(画面例は省略します)

Zaimのグループ機能

_マネーフォワードMEとZaimのグループ機能の違いを図式化すると↓のようになります。Zaimは、ある口座について、それか1つのグループにのみ所属するか、どこのグループにも所属しないか、を選択するわけです。

マネーフォワードMEとZaimのグループ機能の違い

_…このように、複数のアプリで同じ名称の機能があっても、まるで違う考え方で実装されている、というのは家計簿アプリの世界ではあるあるです。だからこそ当方のようなBlogの存在価値があるわけですな。

_なお、Zaimのグループ機能はWeb版には実装されていません。これは残念!

2023/06/22

Zaimの「カテゴリ整理AI」機能を試してみた

_2023/06/08にアナウンスされました適切な支出項目をAIが提案する新機能「Zaim カテゴリ整理 AI」を公開。現在のところプレミアムサービス(有料)ユーザーが対象で、アプリ版のみの実装でありWeb版では使用できませんが…筆者が使ってみましたところ、とりあえずは↓のような結果になりました。

Zaimカテゴリ整理AIを使ってみる

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