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2025/08/10

マネーフォワードME(iOS版)にPayPayの取引履歴CSVデータをインポートする機能が出現しました

 少し古い情報(筆者が認識したのは2025/07/25)ですが、マネーフォワードMEのiOS版アプリに、PayPayアプリでダウンロードした取引履歴のCSVファイルを取り込む機能が実装されたそうです。

PayPay取引履歴データ取り込み機能の告知

 ご存じのどおり、PayPayはキャッシュレス決済サービスにおいて大きなシェアを誇っております。しかし、各種のオンライン家計簿アプリとの連携には冷淡なのが以前から問題視されていたところです。

 マネーフォワードMEは、2018年12月に"ME"が付いた際に、CSVファイルのアップロード機能を廃止しています。それ以来の「外部データの取り込み機能」の復活リリースにより、PayPayとの公式な連携機能をサポートできなくとも、PayPayに一応は対応した、ということになります。

 …ということは、MFFマクロもPayPayのCSVファイルに対応しなければならないのか…? それはまた別途検討する予定です。

2025/07/02

【凶報】マネーフォワードMEのプレミアムプランが値上げされます

 改定額等はこちらをご覧いただくとして…問題は値上げの理由。

>昨今の物価上昇などの影響を受け、サービスの提供に必要なシステムの保守および運用コスト、APIにかかる費用などが年々増加しております。

 …やはり金融機関とのAPI連携の費用が負担となっているのですな。

 ただし、値上げの対象は「プレミアムプランのスタンダードコース」であって、「プレミアムプランの資産形成アドバンスドコース」は対象外です。もともと後者は(筆者の見るところでは)割高感があったので値上げを見送ったのでしょう。

 気になるのは、他のオンライン家計簿サービスにも波及するか? というところですが…やっぱりそうなるんだろうなあ。

2024/12/02

マネーフォワードMEが新機能「ポイントが貯まる家計簿」をリリース

 本日飛び込んできたニュースです。プレスリリースはこちら2024-12-02『マネーフォワード ME』、新機能「ポイントが貯まる家計簿」を提供開始。マネーフォワードMEの機能を活用するごとにVポイントが貯まります。マネーフォワードと三井住友カードの合弁会社発足による効果が早速現れた形ですね。

 実は、マネーフォワードMEにはユーザーへのインセンティブとしてバッジという機能がリリースされていました2021/10/16 マネーフォワードMEのバッジ vs オカネレコのレコパス という記事で紹介済)。ただ、これはユーザーに特段のメリットが無かったので(バッジをコンプリートすれば気分が良いだけだった)、今度の新機能は大きな改善と言えます。

 当面はアプリ内で貯めたポイントを50ポイント単位でユーザーが交換申請する形ですが、そんな面倒くさいことはやっていられないので、いずれは自動的にVポイントが付与されるようになるのでしょう。

 先日発表された「シェアボード」機能を追い越して実装されるという点が若干気になりますが、アプリのバージョンアップを待ちましょう。

2024/11/25

マネーフォワードMEとZaimからパートナー間の家計簿共有機能が登場します

マネーフォワードME:2024/11/20付 【11月22日は「いい夫婦の日」】共働き夫婦・パートナー間で黒字家計を実現する管理スタイルは? 『マネーフォワード ME』、家計管理に関するアンケート結果とワークシートを公開

>『マネーフォワード ME』では、2025年1月下旬より、夫婦やパートナー間でお金の管理ができる新機能「シェアボード」を提供開始予定です。

>本機能は『マネーフォワード ME』の利用者同士で使うことができます。専用ページ内で、『マネーフォワード ME』に連携している金融関連サービスの口座から相手と共有したいものを選択することで、口座状況を一覧で確認可能に。さらに、連携した口座の入出金情報をもとに2人の家計簿も作成されるため、パートナーとともに家計・資産管理に取り組みやすくなります。

Zaim:2024/11/12付 「家計円満」のカギは家計状況の共有だった!家計簿アプリ「Zaim」 にふたりで管理する新機能「ペア家計簿」登場

>新機能「ペア家計簿」では、銀行や証券口座においてパートナーと共有したいものを選んで互いにシェア(共有)することができ、口座残高の合計や推移をいつでも見ることができます。また、「ふたりの意気込み」として一緒にお金に対する目標を設定することも可能。共通の目標を考えふたりのお金を”見える化”することで、お金について話し合うきっかけを作るコミュニケーションツールとして役立てることができます。

…とまあ、極めて近いタイミングで、オンライン家計簿サービスの両巨頭が、パートナー間での共有機能を極めて類似した形で提供することを公表しました。

 パートナー間での家計簿共有、と言えば先行事例はOsidOriですね。2020/12/22 OsidOriに苦戦していますから始まる連載記事でかなり詳細に取り上げましたが、それ以降はトレースしていません。しかし、当時でもOsidOriはかなり複雑な動作をする家計簿アプリであり、率直に申し上げて、使いこなせたペアは恐らくほとんど居なかったのではないでしょうか。

 OsidOriが複雑化した原因は、代行入力とか、精算管理とか、パートナーの家計簿データにある程度干渉するような機能を実装していたことにあります。それに対し、今回マネーフォワードMEとZaimがリリースするのは、どうやらパートナーのデータの一部を閲覧する機能にとどめるようで、それが賢明でしょう。この新機能は、当Blogの主題であるデータ変換とはあまり関連が無さそうですが、注目すべき新情報がありましたらまた取り上げたいと思います。

2024/11/03

マネーフォワードMEに取引データを効率的に手入力する方法

 誰もが知っているオンライン家計簿アプリの雄「マネーフォワードME」については、運営会社が三井住友カードと資本業務提携を締結する(←プレスリリース)(簡単に言えばマネーフォワードとOliveが一体的に使えるようになる)とか、個人向けサービスたる"ME"の運営会社が変わる(←利用規約の改訂等のお知らせ)とか、いろいろ動きがあります。が、当面サービス内容に大変更は無いので当Blogでは華麗にスルーいたしまして、今回は、MFFマクロによってマネーフォワードMEをもっと便利に活用する方法をご紹介します。

1.スマートレシートのデータをマネーフォワードMEに手入力したい

 2023/12/23 MFFマクロV2.48出現 ACFによるMFF形式データ編集機能を強化しました の記事をアップした際にご紹介を忘れていたのですが…このバージョンではもう一つ機能を追加しておりました。それが、MFF形式データを、マネーフォワードME(Web版)に手入力しやすく変換する機能(サブルーチン名はMFF2MFME)です。

 マネーフォワードMEは、2018年12月に現名称に変更した際に、取引明細データをアップロードする機能を廃止しており、マネーフォワードMEが連携していないサービスのデータは手入力するしか無いので、せめてその作業をやりやすくしよう、というのがこの機能の狙いです。

 ここでは、例として「スマートレシート」という電子レシートサービスのデータ↓を、マネーフォワードMEに手入力する方法をご紹介します。スマートレシートについては 2023/11/04 電子レシート「スマートレシート」試用レポート からの連載記事を参照してください。

スマートレシートのデータ

 スマートレシートのデータをワークシートに読み込んだ状態で、MFFマクロを動作させる↑と、MFF形式へのデータ変換が行われます↓。このデータをマネーフォワードMEに手入力する、というのが今回の記事の主題です。

スマートレシートのデータをMFF形式に変換した

2023/12/25

牛透明の謎~家計簿アプリのレシート認識機能をレポートする

  今回は、当Blogではこれまで取り上げてこなかったネタです。家計簿アプリのレシート認識機能について試してみます。これについてのネット記事は例えば 【2023年】レシート読み取り機能で比較!人気の家計簿アプリ5選 がありますが、当該の記事は実態としては「レシート読み取り機能を有する家計簿アプリの総合的比較」となっています。当Blogの今回の記事は、同じレシートをそれぞれの家計簿アプリで認識させたらどうなるのか? という点のみを比較してみたいと思います。

 テスト対象は、マネーフォワードME、Zaim、おカネレコ、レシーピ、スマートレシート、Recemaru(レシマル)の6つです。Dr.Walletは、有料プランではレシートの品目データを人力入力し、無料プランではレシートの総額のみを人力入力する仕様であり、比較しても意味が無いので対象外です。

1.マネーフォワードME

  • マネーフォワードMEのレシート撮影画面はレシートを表示する範囲が少し狭く設定されている。
  • 3品目目の DCM養生テープ半透明 が 00gpcM養生テーブ牛透明 と認識されている
マネーフォワードMEテーブ牛透明

2023/05/30

マネーフォワードMEのプッシュ通知に新機能

_マネーフォワードMEのスマホアプリ版に新機能です。金融機関連携機能の動作中に手動操作が必要になった場合に、プッシュ通知が来るようになりました。これまでは、連携機能の動作が一段落するのをユーザーが待たされていたのが、大きく改善されます。これが最も有効にはたらくのは…多分モバイルSuicaとの連携においてでしょうね。

_実はこの機能は、Zaimのアプリには以前からありました。マネーフォワードMEがそれにやっと追いついた、というところでしょう。

マネーフォワードMEのプッシュ通知に新機能

2023/03/02

マネーフォワードMEのWeb版が微妙に変わった

_前回に続いて、マネーフォワードMEの話題。

_恐らく2023/03/01からだと思いますが、Web版の画面が微妙に変わりました↓。

_ちなみに、以前のWeb版の画面はこちら↓。↑の画面では、画面上部のメニューが増えて、ベルのアイコンが追加されています。このアイコンはスマートフォンアプリ版のお知らせ機能と同じです。これまで、Web版ではアプリと同じ「お知らせ」に触れられなかった(少なくとも筆者はその方法は知らない)ので、これは大きな改善点です。

_2020/07/18 マネーフォワードMEはまずUIから語りましょう で述べましたように、2020年の7月にマネーフォワードMEの運営側はWeb版のリニューアルで大不評を買い、2日間で元に戻すという事件を起こしています。今回は、当時ほど過激な変更ではないので、すんなり受け入れられるでしょう。

_なお、当Blogでは、2020/07/24の記事で、マネーフォワードME(のWeb版)からコピーしてExcel上でペーストすることでデータをMFF形式に変換する方法(MFFマクロ)を提供しています。今回のWeb版の変更でそれが不可能になる懸念がございましたが、テストしてみたところ従来どおりデータ変換が出来ました。この点も素直にありがたいですね。

2023/03/01

マネーフォワードMEの新プラン「資産形成アドバンスコース」出現

_2023年2月27日に、マネーフォワードMEのアプリ内の「お知らせ」にて、プレミアムサービスの新コースとして「資産形成アドバンスコース」が発表されました。

_この中で注目すべきは「配当金を自動で見える化」という記載。これは何を意味するのか? 配当金を証券会社のMRFやMMF等の「預り金」に入金する設定にしているなら、この預り金口座への入金の情報をマネーフォワードMEが口座連携機能で取得できなければなりません。これまで、その機能を持っているアカウントアグリゲーションサービス(=オンライン家計簿)は筆者の知る限りではMoneytree2020/06/16 今から使ってみる人のためのMoneytree入門 参照)ぐらいです。これに追いついた、ということなんでしょうか?

_問題はサービス価格。従来のプレミアムプランは500円/月(5,300円/年)、「資産形成アドバンスコース」は980円/月(10,700円/年)と、2倍にならないギリギリの設定となっていますが、ちょっと割高感があります。しばらく様子見(という名の先送り)かな~

2022/11/07

マネーフォワードMEの無料プランにおける金融機関サイト連携可能数が10から4へ減少する件

_本日2022/11/07にマネーフォワードMEの運営側から届いたメールによりますれば、2022年12月7日から、無料プランにおける金融機関サイト連携機能の上限数が10から4に変更されるそうです。

_そのような判断に至った事情は公式を参照していただくとして、これはかなり痛いサービスダウンです。ユーザーひとりの連携数としては10あれば大抵の需要は満たせるでしょうが、4となると銀行口座1、クレジットカード1、電子マネー1、証券会社1で使い切ってしまいます。資産管理が可能なレベルではなく、家計改善効果を享受するには有料プランが必須になる流れです。

_こうなってくると、いよいよ気になるのが競合サービスたるZaim、Moneytreeの動向です。今のところ、両方とも無料プランでの金融機関サイト連携機能に上限はありません(データを外部に持ち出させないことで差別化している)。しかし、銀行とのAPI接続契約の費用負担が重いという事情は変わらないでしょう。いずれ、マネーフォワードMEと同様に、ユーザーを有料プランにより強く誘導するものと思われます。

_かつて無料サービスとは長続きしないと申し上げましたが、マネーフォワードMEも例外ではなかった…いや、10年続いたのはむしろ上出来だったと言えます。サービスに必要なコストを企業努力で吸収する時代はもはや終わりました。サービスによる恩恵を享受するならそれなりの対価を支払え、という考え方が、他のネットサービスと同様に家計簿アプリにも拡大してきただけのことです。ただ、すでに有料プランに加入しているユーザーの要望には、もっと迅速かつ誠実に対応していただきたいものですな。例えばこの件とか。

2022/11/01

マネーフォワードMEが競合製品と認識している家計簿アプリとは

_マネーフォワードMEのアプリは、ユーザーにしばしばアンケートを求めてきます。回答してもユーザー側にはメリットらしきものが無く、筆者としてはむしろ「どんな設問をしてくるのか?」という点が興味深いので回答するようにしています。

_最近のアンケートはプレミアムサービスに関するもので、その中で筆者が注目したのは↓の設問でした。

マネーフォワードMEが競合製品としているらしい家計簿アプリ

_Moneytree(←リンク先は当ブログの関連記事です。以下同様),Zaimはいわゆるアカウントアグリゲーションサービス(AAS)を備えたオンライン家計簿サービスの老舗としてライバル視されるのは当然。OsidOriも新興ながらAASを備えた有力な競合製品です。らくな家計簿 は、AASを備えていないものの全世界で1000万以上DLされており、筆者としても有力な家計簿アプリと見ています。

_しかし…シンプル家計簿(これはマネーフォワード側ではMoneyNoteのことを指しているつもりなのでしょう)が天下のマネーフォワードMEの競合製品足り得ているか?と見ると、リストアップされているのが不思議です。レシーピは何となく判るんですがね。

_そして謎を極めるのが「すぐ家計簿」。当Blogで名前が挙がったことは無く、Google Playで検索しても、最終更新は2017年3月13日で、本日時点ではすでに配信されていません(iOS版は配信されています)。マネーフォワードの運営は一体どういう意図でこれを挙げたのだろう…

_ちなみにOne Stockは、野村證券とマネーフォワードが提携して開発した資産管理アプリで、筆者としては おかねのコンパス と似たようなものだろうと思って、これまで取り上げておりませんでした。自分たちが他社と連携して開発したアプリを競合製品に挙げるというのもおかしなものでしょう。


_このように、家計簿アプリはアンケートひとつ取っても非常に面白いことが起こる世界です。これで回答者にもう少しメリットを享受させてくれればありがたいのですがね…

2022/10/16

MFFマクロV2.40 控えめに登場 マネーフォワードMEのデータの変換に関する仕様変更

_MFFマクロの導入法と使用法 のページにてソースリストを公開しています。変更点は、

  1. Dr.WalletのデータをMFF形式に変換する際、Dr.Wallet側の「ショップ名」欄の文字列をMFF形式の店名欄に二重に書き込んでしまうことがあるバグを修正した
  2. ワークシート上のデータをMFF形式に変換する際、エラー状態のセルがある場合にデータファイルをMFFマクロで読み直すことをユーザーに提案する機能を廃止した
  3. マネーフォワードMEからダウンロードしたデータにおいて、ID欄のセルがエラーを起こしている場合は無視して、MFF形式のID欄を空白にするようにした
  4. MoneyProが、インポートするファイルの名前に全角文字が入っていると、インポート時にアプリがクラッシュするようになってしまったため、デフォルトの出力ファイル名を"MoneyProImport.csv"に固定した

_2022/08/31 マネーフォワードMEからDLしたCSVファイルのID欄に記号が入って困る件の朗報とは言えない続報 で報告しましたが、マネーフォワードMEが出力するデータファイルには深刻な問題があります。これまで、Web版からDLしたデータについてはMFFマクロ側でそれをフォローしてきましたが(↓の画面例)、AndroidアプリからDLしたデータについてはお手上げの状態になってしまったため、方針を転換して積極的な対処を取り止めました。

マネーフォワードMEからDLしたデータをMFF形式に変換する

_MFFマクロV2.40以降の動作は↓のようになります。J11セルに入っているID欄の文字列にの先頭にマイナス記号が入っているために、Excelはこれをセル参照の式として解釈しようとしてエラーを起こしています。このようなセルの情報は無視してMFF形式への変換を行うようにしました。

_この仕様変更の副作用としては、このデータを変換後、IDを使って重複取り込みを防止する機能を有する家計簿アプリ(例えばマイクロソフトマネー)にインポートする際には、重複していることを検出できなくなるケースが発生します。まあ、発生頻度は稀ではありますが…

マネーフォワードMEのエラーを含むデータへの対処を変更した

_当Blogとしては、マネーフォワードMEのデータは

  • Web版の家計簿画面からCSVファイルをダウンロードする
  • Excel上で空のワークシートを開いた状態でMFFマクロを起動
  • MFFマクロのファイル選択ダイアログで読み込むファイルを指定する
  • データが自動的にMFF形式に変換される

_という手順で取り扱うことを激しくお奨めします。

_アプリ版からDLしたデータには、どういうわけか途中にTabが含まれることがあり、データの区切りの認識が狂うという問題も発見しています。こりゃ相当な難物だぞ…


_また、2022/09/20 Money Pro突然死の原因はどうやらインポートするファイル名に2バイト文字を入れていることにあるらしい の対処として、MFFマクロが出力するMoneyProインポート用ファイルのデフォルトの名称に全角文字を入れないようにしました。


_あまりパッとしないバージョンアップで恐縮ですが、特に上記の2.と3.は重要な仕様変更であるため、MFFマクロのバージョンアップの手順により、ユーザー各位の環境におけるマクロプログラムを更新していただきますよう、お願いします。

2022/08/31

マネーフォワードMEからDLしたCSVファイルのID欄に記号が入って困る件の朗報とは言えない続報

_2022/08/24 マネーフォワードMEがアプリからのCSVファイル出力機能を新設 で述べた件ですが…

_筆者から運営側にお伝えしたのは

  • UTF-8でエンコードされているのでExcelで開くと文字化けする(それはそれで対処法はあるんだけどさあ)
  • 他の方法で読み込んだとしても、ID欄の先頭に記号が入っていると、Excelが式として解釈しようとして失敗しエラーになるので、マクロで処理する際に途中で止まる
    →ID欄に記号を入れないようにして!

_の二点。

_前者に対しては、8/29に、アプリからDLしたファイルがBOM付のUTF-8エンコードとなったことでExcelで正常に開くことができるようになりました(WebサイトからDLしたCSVファイルのエンコードはShift-Jisで変更なしです)

_しかし、後者に対しては対応がなされず、再度運営側に要望したものの

>今後の対応について検討してまいります。

_ということでございました。

_うぬう… ID作成のハッシュ関数の変更をするだけなのに、Dr.Walletができていて、天下のマネーフォワードMEができないほど難しいのかこれは…?

_本件に関する当Blogの対応はこちらです。

2022/08/24

マネーフォワードMEがアプリからのCSVファイル出力機能を新設

_これまで、マネーフォワードMEはWebサイトからしか入出金履歴のCSVファイルをダウンロードできませんでしたが、先日2022/08/22にリリースされたAndroidアプリVer15.9.0では、アプリからのCSVファイルダウンロード機能がサポートされました。

_↓の②の画面の文中で「Ver.15.10.0から」とあるのはVer.15.9.0の間違いのようです。

_↓の④の画面でダウンロードが終わった後は、Androidの標準共有メニューにより、クラウドストレージやメール、SNS等の方法でファイルを外部に送信できます。

マネーフォワードMEがアプリからのCSVファイル出力機能を新設

_Webサイトからは、データのダウンロードは1か月単位で、Shift-JisエンコードのCSVファイルもしくはExcelファイル(.xls)が選択できましたが…アプリからのダウンロードは1年単位で、UTF-8エンコード(改行コードはLF、BOM無し)となっており、仕様が大きく異なっています(データの形式そのものはWebサイトと同じです)

_そのため、アプリでダウンロードしたCSVファイルをExcelで直接開くと文字化けします。このデータをMFF形式に変換するには、空のワークシート上でMFFマクロを動作させ、データ変換するファイルを選択して、MFFマクロ自身にファイルを読み込ませなければなりません(MFFマクロの導入法と使用法を参照)。

_しかし…「ID欄に、Excelが式と解釈しようとしてエラーになる文字列が含まれる」という、以前からのマネーフォワードMEの問題点は変わっていないのです。↓の画面ではJ12セルに"-"で始まる文字列が入っており、Excelはこれを式と解釈しようとして失敗し(だから"-"の前にさらに"="が付いている)エラーを返しています。

マネーフォワードMEのアプリからDLしたデータにエラーが含まれている

_このエラーを内在したままのワークシートをMFF形式に変換しようとしても、MFFマクロは途中で止まってしまいます。エンコードがShift-Jisであればこの問題を回避する手段はあり、MFFマクロにも実装しておりましたが、エンコードがUTF-8になったことでその手段は使えなくなりました。この問題を解決するのはかなりの労力を要するため、当面、当BlogではマネーフォワードMEアプリから出力したCSVファイルへの対応は見合わせます。

_また…本来はExcelに読み込ませることを想定した機能であるのに、Excelに読み込ませたらエラーになるようなデータを吐き出す、というマネーフォワードMEの仕様には大きな問題があります。取引データにIDを付ける機能はDr.Walletにもありますけど、そちらではこんな問題は起きないのです。そこで、ID欄に入れる文字列に記号を含めないように、マネーフォワード運営側に要望を出しました。

2022/03/12

レシーピ!をレポートする(中篇)

←前回の記事:2022/03/10 レシーピ!をレポートする(前篇)

4.レシーピ!のレシート読み取り機能

_レシーピ!の最大の特長であるレシート読み取り機能↓についてです。Dr.Walletと同じく、レシートに印字されているお店の電話番号を、サーバーのデータベースに登録されている店舗リストと照合して、店舗名を特定するようになっています(店舗名そのものを読み取っているわけではないようだ)。読み込んだ品目のカテゴリの自動判別はできないようで、ユーザーが品目ごとに指定しなければなりません。

レシーピ!のレシート読み取り機能

2022/01/29

マネーフォワードMEを見ていると株価下落による資産の目減りを給与で補っているようで労働意欲が削がれる件

 _コロナ渦が続き、経済状況があまりよろしくない方向に進んでいることで株価が下落しております。マネーフォワードMEのWeb版はトップ画面で資産額の推移がグラフ表示される2020/07/18 マネーフォワードMEはまずUIから語りましょう参照)ので、その状況から目を背けるわけにはいきません。

_で、そこへ給料日がやってきて、資産額は以前に目にしていたレベルに戻るわけですが…これじゃいったい何のために働いているんだ…という気分にさせられますな。

_ちなみに、資産額の日推移をグラフ表示する機能を実装している家計簿アプリ(特にオンライン系)は筆者の知る限りではマネーフォワードMEのみです。一昨年の7月にマネーフォワードMEがWeb版をリニューアルした際には、トップ画面のグラフが単線表示となり、資産構成割合(ポートフォリオ)が判らなくなるという改悪が行われるところでした。このリニューアルはユーザーの反発を食らってロールバックされるという結末を迎えましたが…

_相場が下落する場面では資産構成がボヤけて表示される、という精神衛生維持のための機能を提供しても良いかもしれません(泣)。

2021/10/16

マネーフォワードMEのバッジ vs オカネレコのレコパス

_2021/10/11付でマネーフォワードMEに「バッジ」機能が新設されました。マネーフォワードMEの各種機能を活用すると「バッジ」が貰えます。実のところ、ユーザーには何の役にも立ちませんが… 筆者はヘビーユーザーたるを自負しておりますので、瞬時にコンプリートしてしまいました。

マネーフォワードMEのバッジ機能

2021/08/26

マネーフォワードME、OsidOriのデータ欄をどうやってMFF形式に変換するか?【追記・修正済】

【2021/09/04追記】2021/08/05公開のMFFマクロV2.21にて行った、本記事に基づく仕様変更部分に重大なバグがありました。V2.22にて修正してありますが、本記事の内容もそれに伴い追記・修正を加えました。


_金融機関サイトから取引データを取得する「アカウントアグリゲーションサービス」(AAS)を提供している家計簿アプリのうち、マネーフォワードMEとOsidOriは、取得した取引データをユーザーが好き勝手に編集することを許さない仕様となっています。データの削除も、日付と金額の変更もできません。

_マネーフォワードMEについては、2020/07/23 マネーフォワードMEからダウンロードしたデータを他の家計簿アプリ向けに変換する で解説しましたように、AASによって取得した取引データの「内容欄」の文字列は編集不可。OsidOriについては 2021/08/05 MFFマクロV2.21出現と、OsidOriのデータを他の家計簿アプリ向けに変換する方法の解説 で触れましたが、同様に「お店欄」の文字列が編集不可となります。

_このような仕様は、金融機関側と家計簿アプリの取引履歴の認識が一致することを保証するために必要なのだ、とは一応理解できます(一方で、Zaimは、このあたりはユーザーの自己責任と割り切っているようです)。しかし…金融機関サイトが「内容欄」(マネーフォワードME)あるいは「お店欄」(OsidOri)に入れ込んでくる文字列にはカタカナや略称が使われていて、それを家計簿アプリからエクスポートしてMFFマクロMFF形式に変換しても、家計管理に便利とは到底言えず、これをユーザーが編集できないのは少々困りものです。

_そこで、MFFマクロでは、マネーフォワードMEとOsidOriで(AASで取得した取引データであっても)ユーザーが自由に文字列を入力できる「メモ欄」に特殊な書式(MFF書式と呼んでいます)で入力することで、内容欄あるいはお店欄に入れられている文字列を上書きしたり、解釈を変えたりできる機能を備えています。

_ところが、その機能がどのように動作するのかについては、前述の二つの記事でもあまり詳しく触れておらず、また、正直なところ筆者自身も脳内でモヤっとしたままコードを書いており、時折、意図しない動作をすることが不満ではありました。そこで、Ver2.21への更新を機に、マネーフォワードMEとOsidOriのデータをMFF形式に変換する際のルールを以下のように明確化しました。

2021/05/08

MoneytreeがMy JR-EAST IDによるモバイルSuicaとの連携を取り止め

_ちょっと前の話になりますが、JR東日本が2021年3月にモバイルSuica関係のサービスの全面リニューアルを行いました。スマホにインストール済のモバイルSuicaアプリをユーザーが手動で再インストールしなければならない、という点について公報が徹底せず、若干の混乱もありましたが、現時点では無事に移行できております。

_…が、家計簿アプリの世界では若干の影響がありました。

_モバイルSuicaは、ユーザーが利用履歴を把握するためのWebサイトがあり、そのサイトへのログイン手段は

  • モバイルSuica ID と パスワード によるログイン
  • My JR-East ID と パスワード によるログイン

_の2とおりが用意されております。前者はログインの度に画像認証(いわゆるCAPTCHA認証)が必要であるのに対し、後者は、JR東日本が提供する他のネットサービスと共通的に利用できるMy JR-East IDというサービスに紐付けられており、画像認証が必要無いという違いがありました。そういうわけで、アカウントアグリゲーションサービス(AAS)を提供するオンライン家計簿サービス各社(=PFM事業者)は、モバイルSuicaの利用履歴を取り込むにあたっては、両方のログイン手段による連携機能を提供しつつも、後者で連携を設定するようユーザーに促してきたわけです(↓はMoneytreeの見解)。

MoneytreeはモバイルSuicaについてMyJR-EASTでの連携を一推ししているが

_ところが、後にMy JR-EAST IDによるログインについても(場合によっては)画像認証が必要となり、モバイルSuica ID との利便性の差は無くなってしまいました。そして先の2021年3月のモバイルSuicaのネットサービスの全面リニューアルが行われたわけですが…モバイルSuicaはPFM事業者連携用のAPIを用意していないので、必然的に連携機能は旧来のスクレイピングに拠るしかなく、まさにPFM事業者の対応力が問われる事態となったのです。その結果は以下のとおり。

  • マネーフォワードME…サービスのリニューアルに即座に対応
  • Zaim…サービスのリニューアルへの対応に1週間ほどを要した
  • Moneytree…2021/04/04にいきなり対応を取りやめた

_オンライン家計簿アプリの戦闘力はこういうところで差が出てくるものでして、最近は マネーフォワードME>Zaim なのかな…と思えてきます。そしてさらに残念なのが、MoneytreeがMy JR-EAST IDへの対応を中止したことです(モバイルSuica IDは引き続き対応)。Moneytreeの悪癖として、事前の通告などはもちろんありません。

2021年4月4日からいきなりMyJR-EASTでの連携が未対応になった

_モバイルSuica ID と My JR-EAST-ID のログイン手順に差が無くなったため、前者に統一したということのようです。運営側にチャットで問い合わせても、例のMitsu氏の答弁は↓のとおり。

MoneytreeのMy JR-EAST IDによるモバイルSuicaの連携に関する見解

_しかし…いちユーザーとしては「今までユーザーに推していた連携方法をいきなり止めるのは無いよな~」とあきれざるを得ません。ちなみに、Moneytreeと同じく、他社へのAAS提供を主たるビジネスとしているミロク情報サービス系のAccount Trackerでは現在でも両方に対応しています(OsidOriで確認)。さて、Moneytreeの巻き返しはあるのか…?

2021/04/25

家計簿アプリのデータインポート/エクスポート機能に関する各論(マネーフォワードME・らくな家計簿・貯まる家計簿 篇)

 _2021/01/15「家計簿アプリのデータインポート/エクスポート機能の性能比較」をベースにした家計簿アプリ別各論は今回の第八弾で一応の最終回です(前回の記事はこちら)。オンライン家計簿アプリ「マネーフォワードME」と、Androidアプリ「らくな家計簿」・「貯まる家計簿」が対象です。

1.マネーフォワードME

_現時点におけるオンライン家計簿アプリ最大手のマネーフォワードME(ユーザー数1200万人と公言している)は、2018年12月に「ME」が付くと同時にデータのアップロード機能を廃止しやがりましたので、現時点ではデータのダウンロードのみが可能です(しかも有料機能!)。その方法は2020/07/23「マネーフォワードMEからダウンロードしたデータを他の家計簿アプリ向けに変換する」でご紹介したとおりで、この機能に対する筆者の評点は11点。口座別出納画面か家計簿画面でDLしたい月のデータを表示させてからDLするという手順であり、任意期間指定も絞り込み結果の出力もできないので、「あまり高機能ではない」と評せざるを得ないのです。

マネーフォワードからCSVファイルをダウンロードする

注目の記事

家計簿アプリとデータをやりとりするファイル形式のまとめ(第二版)

 二年前の2022/03/14 家計簿アプリとデータをやりとりする際のファイル形式のまとめ でご紹介した情報をアップデートしました。 1.家計簿アプリからエクスポートされるファイルの形式一覧 2.家計簿アプリへインポートするファイルの形式一覧 ...

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