2022/11/07

マネーフォワードMEの無料プランにおける金融機関サイト連携可能数が10から4へ減少する件

_本日2022/11/07にマネーフォワードMEの運営側から届いたメールによりますれば、2022年12月7日から、無料プランにおける金融機関サイト連携機能の上限数が10から4に変更されるそうです。

_そのような判断に至った事情は公式を参照していただくとして、これはかなり痛いサービスダウンです。ユーザーひとりの連携数としては10あれば大抵の需要は満たせるでしょうが、4となると銀行口座1、クレジットカード1、電子マネー1、証券会社1で使い切ってしまいます。資産管理が可能なレベルではなく、家計改善効果を享受するには有料プランが必須になる流れです。

_こうなってくると、いよいよ気になるのが競合サービスたるZaim、Moneytreeの動向です。今のところ、両方とも無料プランでの金融機関サイト連携機能に上限はありません(データを外部に持ち出させないことで差別化している)。しかし、銀行とのAPI接続契約の費用負担が重いという事情は変わらないでしょう。いずれ、マネーフォワードMEと同様に、ユーザーを有料プランにより強く誘導するものと思われます。

_かつて無料サービスとは長続きしないと申し上げましたが、マネーフォワードMEも例外ではなかった…いや、10年続いたのはむしろ上出来だったと言えます。サービスに必要なコストを企業努力で吸収する時代はもはや終わりました。サービスによる恩恵を享受するならそれなりの対価を支払え、という考え方が、他のネットサービスと同様に家計簿アプリにも拡大してきただけのことです。ただ、すでに有料プランに加入しているユーザーの要望には、もっと迅速かつ誠実に対応していただきたいものですな。例えばこの件とか。

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