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2023/12/23

MFFマクロV2.48出現 ACFによるMFF形式データ編集機能を強化しました

 今回のMFFマクロの更新では、対応する家計簿アプリの追加ではなく、超久しぶりにACF機能を強化します。例によりまして導入法とソースリストをこちらで公開しておりますのでご参照下さい。

 これまで、MFF形式データをワークシート上に展開しACF機能が動作している状態(便宜的にACFモードと呼ぶ)では、口座名や費目を、データ変換先の家計簿アプリに変換する処理のみが可能であり、支出・収入取引を振替取引に変更するのは大変面倒でした。

 しかし、先日、スマートレシートレシマルからレシートデータをMFF形式データに変換できるようにしたことで、クレジットカードや電子マネーの支払を、レシートデータ専用のダミー口座への振替取引に変更する、という操作をする機会が増えることになります(増えるといいなあ)

 そこで、MFFマクロV2.48では、ACFの機能の一つとして、MFF形式データの支出・収入取引を振替取引に変更できるようにしました。

1.クレジットカードの明細データをMFF形式に変換する

 今回の新機能を説明するにあたり、クレジットカードの明細データをWindowsPC向け家計簿ソフト「マスターマネー」にインポートする、という操作を例にします。

 クレジットカードは「その筋カード」という架空のカードで、その会員サイトからダウンロードした明細データのCSVファイルをExcelで開いたところから始まります(Shift-JISでエンコードされているので文字化けせずに開くことができる、という想定)

その筋カードの明細データをExcelで開いた

2022/08/13

マスターマネー6やマイクロソフトマネーのような古いPC家計簿アプリはWindows11でも動作するが特殊な設定が必要

_このたび遅まきながらPCをWindows11の新型機に更新しました。

_以前「マスターマネー6はWindows11でも動作するのか?」というお問い合わせをいただいており、「開発元たるPLATOのホームページでは使えることになっている」とお答えしたままでしたが、筆者自身で大昔のマスターマネー6のファイルを使ってインストールしたところ、アップデートのパッチがサーバ経由でインストールされ、無事動作することを確認できました。

_また、卒業しようとして何度も挫けた「マイクロソフトマネー」についても、保存しておいたインストールファイル(参考:2022/01/17 マイクロソフトマネー Microsoft Money Sunset Deluxe の入手方法を使ってインストールを試みたところ、既存のデータファイルにアクセスする設定に手間取ったものの、とりあえず稼働はできています。

_ただし、両方とも開発時期が古いので高解像度画面には対応しておらず、フォントが見づらくなります。2020/07/25 マイクロソフトマネー、マスターマネー等のPC家計簿ソフトを高解像度ディスプレイで活用する でご紹介したような設定が必要です。この記事はWindows10での設定について述べておりますが、Windows11でも大体同じですので、ぜひお試しください。

2022/06/19

マスターマネーにもう一つカテゴリーのひな形がありました

_WindowsPC用家計簿ソフト「マスターマネー」の初期設定のカテゴリー構成を紹介している記事に欠落があったことが発覚しましたのでフォローします。実は、個人事業主向けのカテゴリー構成をご紹介していませんでした…

_当時のアホな筆者が「家計簿用途ではない」と判断して記載しなかったものと思われますが、家計簿ソフトの紹介記事としては不完全なままでした。お詫び申し上げます。

2021/10/14

マスターマネー6 更なるアップデート

_2021/10/03「マスターマネー6 超久々のアップデート」に続き、2021/10/13付でマスターマネー6のバージョンアップが行われました。

マスターマネーがまたアップデート

_アップデートの内容はこちらを参照していただきたく。もっとも、この内容では何がどう改善されたのかさっぱり判りませんけどね。

_なお、今回のVer 6.10.032では、アップデートの際に「アップデートファイルに定義がありません」というエラーメッセージが出て、先へ進めないケースがあります。その対処法も公式サイトをご覧下さい。何も調べずにいきなりアップデートを実行して慌てないようにしましょう。

2021/10/03

マスターマネー6 超久々のアップデート

_10月に入り、9月分の決算処理のためマスターマネー6を起動しますと、超久しぶりに↓のダイアログが出現しました。

マスターマネー久々のアップデート

_アップデートプログラムのインストーラでは修正項目が明らかにされていないため、大きく間の空いたアップデートをすんなり受け入れるのは若干抵抗がありましたが…開発元のFAQページを見ますと、今年の祝日の変更に伴うカレンダーの修正であったようです。修正後のカレンダー機能がこちら↓。

マスターマネー6のカレンダーが今更修正された

_ちなみに、家計簿アプリ別の、今年に発生した祝日変更への対応状況については2021/01/09「家計簿アプリの2021年カレンダー祝日の修正状況(追記あり)」でレビューしております。

_しかし…マスターマネー6は(筆者の記録では)アップデートが2015年4月以降途絶えており、開発・販売元(株式会社プラト)はサポート体制を事実上クローズしていると見ていたので、今回の処置には正直申し上げて驚きました。

_しかも、今回のアップデータの公開は2021/09/28付で、今後の変更は10/11の平日化しかなく「今更カレンダーを修正するか~?」とも思いましたが…家計簿で過去を遡行する際、休日配置は重要な情報ですから修正されるのはやはり有り難いものです。

_そして、嬉しかったのが、開発元が我が友マスターマネーのサポートを継続していたことです。プログラムの根幹を見直すような大型アップデート(マスターマネー7?)は期待薄であっても、「6」はまだまだ現行製品と捉えてよさそうです。

2021/08/09

DARUMA家計簿のさらなる進化に期待

 _2021/07/19「DARUMA家計簿からのデータエクスポートの方法も新しくなりました」でデータインポート/エクスポート機能をご紹介して以降も、DARUMA家計簿の進化は続いております。

1.DARUMA家計簿の新機能を簡単に紹介すると

  • ①…DARUMA家計簿の基本画面。ここで日付欄を長押しすると…
  • ②…Android標準UIにより日付をジャンプして選択できるようになりました(これは登場直後にはありませんでした)
  • ③…日付を2021/04/01にした状態で【集計】ボタンを叩くと…
  • ④…当月を「2021年4月」とした集計画面に移行します。
  • ⑤…2021年4月から過去13ヶ月の「01財布」という資産の残高推移が棒グラフ表示されます(これは登場時からの機能)
  • ⑥…2021年3月の支出について、円グラフを表示します(これは最近新登場した機能)。なお、この円グラフは、描画の開始位置をぐりぐりと回転させることができます。
  • ⑦…2021年3月の「01財布」の取引一覧を表示します(これも最近新登場した機能)。マスターマネーにおけるマネービューアから取引一覧を表示させる機能に似ています。
  • ⑧…⑦の画面で個別の取引をタップすると、その取引日(ここでは2021年3月3日)の基本画面に移行する(これも最近新登場した機能)
DARUMA家計簿の新機能

2021/02/02

クレジットカードの利用履歴をPC家計簿にインポートするタイミングと方法を考える

0.加盟店からカード会社への売上票伝送遅延は家計管理の最大の敵

_クレジットカードは、通常は利用した日の当日から数日の内に利用履歴データ(売上票)が加盟店からカード会社へ伝送されるため、アカウントアグリゲーションサービス(AAS)で当該のクレジットカードを連携させておけば、利用履歴がそのまま家計簿の取引データとしてすぐに反映されて家計管理には大変便利です。…といいますか、AASの最大の目的はその利便性を提供することにあるのですから当然ですね。

_ところが、稀に加盟店からカード会社への売上票の伝送が遅延して、買い物の取引履歴が数ヶ月経過してクレジットカードサイトに計上されることがあります(特に海外での買い物で発生するようです)。例えば、5月分のクレジットカードの利用履歴データは、6月初旬の時点でもオンライン家計簿のAASに全て取り込まれているとは限らないのです。

_しかし、それでも、データの分析や保存のために(例えば)「オンライン家計簿の前月の取引データを毎月10日ごろにPC家計簿にインポートする」という運用をしたいユーザーはおいででしょう。そのために当Blogは存在するわけですが、今回は、ある読者の方のリクエストにお応えして、オンライン家計簿アプリとしてZaim、PC家計簿ソフトを我が友マスターマネーを例に、「データ変換のタイミングと方法」をどのようにすればよいか、という点を考えたいと思います。

1.前月の利用履歴を毎月インポートする運用

_前述のように、Zaimに取り込まれた「前月のクレジットカードの利用履歴データ」を、毎月のあるタイミング(例えば第二日曜日)でマスターマネーにインポートする、といった運用を図式化すると↓のようになります。

AASに取り込まれた前月のクレジットカード利用履歴をPC家計簿にインポートする運用

2020/07/25

マイクロソフトマネー、マスターマネー等のPC家計簿ソフトを高解像度ディスプレイで活用する

_筆者の主力機は、画面サイズ15.6インチ、ピクセル数1920×1080の仕様となっております。通常、このような仕様のマシンは、Windows10の「設定」のシステム>ディスプレイ>拡大縮小とレイアウト↓ で画面サイズとピクセル数の関係(すなわち解像度)に応じた拡大率を指定することでユーザーが見やすい画面設定をするわけですが…

Windows10のディスプレイ設定

_…高解像度のマシンが普及する前に開発されたPCソフトウェアを使用すると、ソフトウェアが元来表示している画面イメージをそのまま拡大して表示されるために、ボヤけた見にくい画面になってしまいます。そして、困ったことに当Blogで扱っているPC家計簿ソフトはいずれもそういうソフトなのであります。

_今回は、高解像度非対応のソフトを高解像度ディスプレイで「それなりに」表示する方法をご紹介します。

2020/06/28

マスターマネーにOFXファイルを取り込む方法

_マスターマネーはCSVファイルからのインポート(前回の記事)の他、OFXファイルの取り込み機能も有しています。今回はMFFマクロで出力したOFXファイルを題材に、その操作についてご紹介します。

1.MFF形式データをOFXファイルとして出力する

_MFFマクロのOFXファイル出力機能についてはこちらのページをご覧下さい。↓の例では、口座名が"04財布"のみとなっているデータをOFXファイルとして出力したところを示しています。OFXファイルの種類は、銀行等の資産アカウントのデータであればOFX-3-BK、クレジットカードのデータであればOFX-3-CCを選択して下さい(まあ実際には、マスターマネーの場合は、クレジットカードでもOFX-3-BKで出力されたOFXファイルで取り込めてしまいますけどね)

2.マスターマネーに取り込む

_マスターマネーを起動後、↓のように操作し、出現したダイアログ上で、取り込むOFXファイルを指定します。

2020/06/27

マスターマネーに、他の家計簿ソフトから変換したデータをインポートする

 今回は、前回の反対で、他の家計簿アプリのデータをMFF形式を経てマスターマネーにインポートする方法を解説します。

1.マスターマネーにインポートするためのCSVファイルを出力する

 Excel上で、マスターマネー以外の他の家計簿アプリのデータをMFF形式に変換したところからスタートします。↓の例は、Dr.Walletから出力したデータを使用しています(だから「費目乙」が空欄になっている)。オートフィルタを使って、口座名を「04テスト用」に絞り込んでいますが、MFFマクロは、マスターマネーに対しては複数の口座を含んだデータでも支障無くインポートさせることができます。

 D1セルを「マスターマネー」と選択した状態でMFFマクロを動作させます↓。 

MFF形式データをマスターマネー向けに変換する

2020/06/26

マスターマネーからエクスポートしたデータを、他の家計簿ソフト向けに変換する

_マスターマネーの連載三回目(前回はこちら)は、マスターマネーからエクスポートしたデータを他の家計簿アプリ向けに変換する方法を解説します。

1.マスターマネーからのデータのエクスポート

_マスターマネーの大きな特長として、アクチュアルデータを検索・抽出した結果をエクスポートできる点が挙げられます(この機能を実装している家計簿アプリは珍しいです)。検索は↓のように行います。 

マスターマネーの検索機能にアクセス

2020/06/25

マスターマネーのカテゴリーのひな形は細かいのから超大雑把まで

_マスターマネー(前回の記事はこちら)は、家計簿データを新しく作成する際に「ひな形」となるカテゴリー構成を選び、それをベースにしてカスタマイズする、という使い方が想定されています。今回は、そのひな形をご紹介します。

【2022/06/19追記】:個人事業主向けのカテゴリーが欠落しておりましたのでこちらの記事でフォローしました。

1.A氏(独身)のカテゴリー

_車を持っている、生き様を少々見直したほうがいい独身男性を想定しているようです。

A氏(独身)のカテゴリー

2020/06/24

我が友マスターマネーはPC家計簿ソフトの基本であります

_もう10年以上も前の話になりますが、2009年にマイクロソフトが「2011年1月にマイクロソフトマネーのサポートを停止する」と宣言した際、当時のユーザーは慌てて後継ソフトを探し回り始めました。マイクロソフトマネーは「MSNマネー残高照会サービス」というアカウントアグリゲーションサービスと連動する機能があり(これを復活させようというのがMoney in Excelと言えます)、同サービスも同時に終了となるため、

  • アカウントアグリゲーション
  • 家計簿データ処理

_の二つの機能を同時に補完する必要に迫られたのです。

_結果として、筆者は、前者については2011年からMoneylook に乗り換え、後者については、今回からご紹介するマスターマネーにたどり着きました。当時のMoneylookには取得したデータをCSVファイルとして出力する機能があったので(2020年6月現在の新Moneylookには未実装)、そのCSVファイルをML2CSV(Moneylook to CSV)という自作マクロでマスターマネーにインポートできる形式に変換して運用する形態に変更したわけです。また、それまでマイクロソフトマネーに入力していたデータをUltrasoft Moneylinkで取り出した後、マスターマネー向けに変換する機能も備えました。このマクロが現在のMFFマクロの原型です。

_このように、PC家計簿ソフトをマイクロソフトマネーからマスターマネーに切り換える際の労苦が当Blogの元ネタになっているのですが、結果としてはマスターマネーという選択は最善であったと考えています。

_製品としてのマスターマネーについてはプラト株式会社の製品詳細のページをご覧いただくとして、ここでは例によって家計簿ソフトとしての基本事項を中心に述べていきます(投資管理に関する機能については省きます)。

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