2021/07/19

DARUMA家計簿からのデータエクスポートの方法も新しくなりました

_DARUMA家計簿にデータインポート機能が追加装備されたに伴い、DARUMA家計簿からのエクスポート機能も刷新されましたので、MFFマクロのデータ変換処理も全面的に見直しを行いました(前バージョンの記事は 2021/06/22 DARUMA家計簿のデータをMFF形式経由で他の家計簿アプリ向けに変換する です)

1.DARUMA家計簿側のエクスポート操作

_DARUMA家計簿の新バージョンでは、バージョンアップ以前の形式でのエクスポート機能も残されていますが、MFFマクロではあっさりと新バージョンに乗り換えました。アプリが出力したCSVファイルは、メールなりクラウドドライブなりでPC側に持ち込みます。

DARUMA家計簿からデータをエクスポートする

2.DARUMA家計簿のデータをMFF形式に変換する

_アプリが吐き出したCSVファイルは、これまたUTF-8でエンコードされているので、フツーにExcelで開くと文字化けします。新規ワークシート上でMFFマクロを動作させ、出現したダイアログ↓でデータファイルを指定すると正しく読み込めます。

MFFマクロでdaruma_export_csvを読み込む

_読み込んだCSVファイル↓のフォーマットについては公式サイトのヘルプを参照して下さい。重要なのは、費目名称や口座名称に割り振られているコード番号がデータに含まれるようになったことです。これにより、借方・貸方欄に入っている文字列が何を意味しているのかが判断可能になり、「口座名には半角数字を入れ、費目名には入れない」という旧バージョンでの運用上の制約は無くなります。ただし、この運用でないとデータをうまく移行できない家計簿アプリは他にもある(例えばがまぐち君ので、当Blogとしては引き続き推奨事項です。

_なお、前々回前回の記事で申し上げたとおり、DARUMA家計簿にデータをインポートする際には、"負債"の口座名称には"☆"を含ませる必要があります。↓のデータはそのようになっています。

daruma_export_csvをMFF形式に変換する

_↑のダイアログで【いいえ】を選択した場合はこの状態でマクロの処理は終了しますが、MFFマクロは「A1セルに8桁の数字が入っている」場合に、これがDARUMA家計簿由来のデータであると判断してMFF形式への変換を行うようになっています。なにせタイトル行が無いのでこのようにせざるを得ません。

daruma_export_csvをMFF形式に変換した

_↑MFF形式への変換が完了しました。ここから他の家計簿アプリ向けにデータを再変換するには、B1セルまたはD1セルでターゲットとなる家計簿アプリを選択してから、再度MFFマクロを動作させます。

3.DARUMA家計簿からMFF形式にデータ変換する処理の概要

_この処理を行うサブルーチン"DARUMA2MFF"は一から書き直しました。DARUMA家計簿は、借方が"負債"となる振替取引は支出取引として記帳するという特殊な仕様があり、DARUMA家計簿へのインポートの際には口座名が"負債"側であることを示す"☆"の記号を含めるという運用をしていただく必要があります。が、DARUMA家計簿からのエクスポートの際には、科目のコード番号から口座名が"負債"であることを判別できるので、その運用は必須ではありません(引き続き推奨事項ではあります)

DARUMA2MFFの動作チャート

_これでDARUMA家計簿は、インポート・エクスポート双方が可能な強力な家計簿アプリに進化しました。当Blogの研究成果がアプリの利便性向上の一助になれば幸いです。

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