2024/01/26

MFFマクロのシンプル家計簿MoneyNoteへのデータインポート機能について解説します

 MFFマクロV2.51では、シンプル家計簿MoneyNote(←当Blogの記事集)に、バックアップ機能を経由してデータをインポートできるようになりました。

 しかし、本来できないはずのことを強引にできるようにしたので、これまでのMFFマクロとは少々違った振る舞いをします。そこで、その中身について備忘を兼ねて解説しておきます。

1.データの修正・削除

 2024/01/23の記事でデータの修正について、2024/01/24の記事の末尾でデータの削除について述べましたが、文章と画面写真だけでは判り難いので、以下に図解します。

MoneyNoteのデータを修正・削除する手順

2024/01/24

シンプル家計簿MoneyNoteにデータをインポートできるようにしたぜ(データ追加・削除篇)

 今回は、前回のデータ修正篇に引き続きまして、MFFマクロV2.51以降を活用して、シンプル家計簿MoneyNoteアプリの既存データに別のデータを追加、あるいは既存データから削除する方法を解説します。今回の記事の例題は、↓のように、2024年元旦~1/7までの家計簿データに、新たに1/8~1/14のデータを付け加えることです。

MFFマクロでMoneyNoteにデータを追加

1.データ追加の準備段階

  1. MoneyNoteのAndroidアプリからバックアップデータを出力してWindows PCに送り込む
  2. Excelで空のワークシートを開いてMFFマクロを動作させる
  3. 出現したダイアログでバックアップデータのファイルを選択して読み込ませる

 …ここまでは前回の記事と同じです。違うのは、バックアップデータを読み込んだ後にMFFマクロが表示する↓のダイアログで【キャンセル】を選択することです。

MoneyNoteのバックアップデータを読み込んだら【キャンセル】を選ぶ

2024/01/23

シンプル家計簿MoneyNoteにデータをインポートできるようにしたぜ(データ修正篇)

 前回公表したMFFマクロV2.51で、シンプル家計簿MoneyNote(以下、MoneyNoteと呼びます)のバックアップファイルをでっち上げて、データをインポートできるようになりました。その大まかな手順は

  1. スマートフォンのMoneyNoteアプリに入力されている全データをバックアップファイルとして出力
  2. バックアップファイルをWindows PCのExcelに読み込み、PC側でデータを修正・追加・削除
  3. 全データをバックアップファイルとして出力し、スマートフォン側に持ち込んでアプリで復元する

 このようになります。

 今回は、Android版MoneyNoteアプリに入力済のデータを修正する方法を解説します。次回は、アプリに入力済のデータに、取引データを追加・削除する方法を解説する予定です。

1.MoneyNoteアプリからバックアップデータを出力する

 例として、2024年元旦から1/7まで入力した↓画面①のようなデータを修正する方法を解説します。↓画面②は、このデータに設定してある「固定収支」で、1~3月の毎月27日に60,000円+2,000円の支出が発生する(27日が土休日の場合はその直前の平日になる。だから↓画面①では1/26に発生している)、と入力してあるものとします。

 バックアップデータは、↓画面③の【バックアップデータを出力する】をタップして…

MoneyNoteのデータをバックアップする

2024/01/22

MoneyNoteへのデータインポートを無理やり実装~MFFマクロV2.51出現

 超久々に、↓の動作概念図の右側に家計簿アプリを追加することができます~(感涙)。今回出現したMFFマクロV2.51(V2.50は非公開)により、シンプル家計簿MoneyNoteにデータをインポート可能になりました。この件に関する解説記事は次回以降にアップする予定です。

MFFマクロV2.51の動作概念図

 なお、MFFマクロの取り扱いについては以下のリンク先をご覧ありたく。

2024/01/14

毎日家計簿へのデータインポートについては敗北宣言をしておきます

 こんにちは。たこぶつであります。

 先日、毎日家計簿からエクスポートしたデータファイルの変換方法の更新について 2024/01/01 進化した毎日家計簿への緊急対応~MFFマクロV2.49出現 で述べました。筆者が把握していないうちに、CSVファイルの形式が変わっていたわけですが、残念ながらデータインポートができるように進化したわけではありませんでした。

 そこで、毎日家計簿のバックアップファイルを手掛かりに、MFFマクロでデータをインポートさせられないか、検討してみたところ…速攻で「こりゃ無理だ!」との結論に到りました。

 毎日家計簿は、Googleドライブにバックアップファイルを保存する仕様になっています。2022/02/20 毎日家計簿の試用レビューその3(予算・グラフ機能)で述べたように、zipファイルに10個のcsvファイルが含まれ、全部のファイルの構成を理解するのは困難です。

毎日家計簿のバックアップzipファイルの中身

 ↑のファイル群の中で、個別の明細データはentry.csvに入っています。で、今回、改めてその中身を覗いてみますと↓…いやはや、カテゴリ(費目)、アカウント(口座)、対象者…といった、ありとあらゆる項目にIDコードが振られております。厳密なる帳簿として、改竄を防ぐためなのでしょう。これでは、アプリの開発者以外に、バックアップファイルを解釈してニセモノをでっち上げることは不可能です。

毎日家計簿のバックアップファイルのentry.csvの中身

…となりますと、毎日家計簿にデータをインポートする方法は、開発側で公式に当該機能を開発・公開していただく以外にありませんな。やってくれるのかな…ユーザーとして公式ルートで要望したわけじゃないんですけど、開発側が当Blogをご覧いただけているといいのですが…。

 なお、2024/01/08 シンプル家計簿MoneyNoteへのデータインポートについて研究中です の方は、かなり複雑な操作が必要になりますけど、光明は見えてまいりました。ご期待ありたく。

2024/01/08

シンプル家計簿MoneyNoteへのデータインポートについて研究中です

 2022年8月にシンプル家計簿MoneyNoteをレビューした際に、アプリへのデータのインポートについては今後の課題、としておりました。MoneyNoteは公式にはデータインポート機能を有していませんので、裏口としてデータバックアップ機能を使います↓。もちろん、本来できないはずのことを実現するので一筋縄ではいきません。現在、その研究を進めております。結果をご紹介できるまで暫しお待ちありたく。

MoneyNoteのデータバックアップ機能

2024/01/06

レシーピにサブスクリプションプランが登場

 2023/12/29から月額200円で広告が非表示になるプランが登場しました。レシート認識の度に広告が出るのはウザい、というユーザーの声があったようです。…しかし、データを外に出せないという課題は相変わらずらしい。2023/12/25 牛透明の謎~家計簿アプリのレシート認識機能をレポートする でご紹介したように、レシートの読み取り性能は悪くないんですけどね。

レシーピにサブスクリプションプランが出現

2024/01/01

進化した毎日家計簿への緊急対応~MFFマクロV2.49出現

 あけましておめでとうございます。2024年最初の記事は「毎日家計簿」についてです。当Blogで以前に取り上げたのは2022年2月で、それから2年弱の間に機能増強が行われていますのでご紹介します。

1.設定メニューから見る機能増強

 毎日家計簿の設定メニューを二年前と比べてみますと↓のようになります。

毎日家計簿の設定メニューの進化

…↑この中で注目すべきは、「年の開始月」が変更できるようになったことです。これは 2022/02/14 毎日家計簿の試用レビューその2 で指摘していたところで、いつ対応されたのかはわかりませんが喜ばしいことです。この機能を有している家計簿アプリは少ないですからね。

注目の記事

家計簿アプリとデータをやりとりする際のファイル形式のまとめ

_今回の主題は…家計簿アプリとデータをやりとりするときに使用するファイルの形式について、です。筆者がこれまで MFFマクロ に対応させてきた家計簿アプリは27種類(Money通帳とあっと家計簿は別カウント)。まず、家計簿アプリからエクスポートする方向では↓のようになります。...

最近の人気トップ3