あけましておめでとうございます。2024年最初の記事は「毎日家計簿」についてです。当Blogで以前に取り上げたのは2022年2月で、それから2年弱の間に機能増強が行われていますのでご紹介します。
1.設定メニューから見る機能増強
毎日家計簿の設定メニューを二年前と比べてみますと↓のようになります。
…↑この中で注目すべきは、「年の開始月」が変更できるようになったことです。これは 2022/02/14 毎日家計簿の試用レビューその2 で指摘していたところで、いつ対応されたのかはわかりませんが喜ばしいことです。この機能を有している家計簿アプリは少ないですからね。
2.カテゴリ構成の二階層化
また、カテゴリ設定画面に、怪しげな表示が追加されています↓。カテゴリが二階層構造になったのです。
これは非常に判りにくいのですが、従来の「カテゴリ」の上位概念として「大分類」が追加される形になっており(「大分類」は初期状態では何も設定されていない)、「すでに存在しているカテゴリを、どの大分類に所属させるのか」という考え方で 大分類ーカテゴリ という階層を設定していきます。その設定例を↓に示します。
この仕様変更により、毎日家計簿から出力されるCSVファイルの形式も変わりました。既定のファイル名は、従来、収支取引がentry.csv、振替取引がtransfer.csvとなっていたところ、現在のバージョンV2.6.1ではその前に家計簿の名称(初期状態では「デフォルト家計簿」)を付加するようになっています。
また、データ構造としては、収支取引のB列に「大分類」が追加されています。つまり、V2.48以前のMFFマクロでは、改良後の毎日家計簿のデータをMFF形式に変換することはできなかったのです。その状態がいったいどれぐらいのあいだ続いていたのか…そして、そのことをなぜ誰も知らせてくれないんだろう? つまり、この機能を使っている人が居ないってことか…(泣)
3.MFFマクロ V2.49でできること
…しかし、筆者はめげません。今回更新したMFFマクロV2.49で、このデータ形式の変更に対応しました。MFF形式データに変換すると↓のようになります。
2022/02/16 毎日家計簿のデータを他の家計簿アプリ向けに変換する方法 でご紹介した、収支取引のデータ変換チャートも↓のように変わります。
MoneyProでもそういうことが起こりましたけど、知らんうちに家計簿アプリのデータ形式が変更されている…やはり、一度取り上げたアプリであっても、油断していてはいけませんなあ。
では、皆様、今年もよろしくお願いいたします。