誰もが知っているオンライン家計簿アプリの雄「マネーフォワードME」については、運営会社が三井住友カードと資本業務提携を締結する(←プレスリリース)(簡単に言えばマネーフォワードとOliveが一体的に使えるようになる)とか、個人向けサービスたる"ME"の運営会社が変わる(←利用規約の改訂等のお知らせ)とか、いろいろ動きがあります。が、当面サービス内容に大変更は無いので当Blogでは華麗にスルーいたしまして、今回は、MFFマクロによってマネーフォワードMEをもっと便利に活用する方法をご紹介します。
1.スマートレシートのデータをマネーフォワードMEに手入力したい
2023/12/23 MFFマクロV2.48出現 ACFによるMFF形式データ編集機能を強化しました の記事をアップした際にご紹介を忘れていたのですが…このバージョンではもう一つ機能を追加しておりました。それが、MFF形式データを、マネーフォワードME(Web版)に手入力しやすく変換する機能(サブルーチン名はMFF2MFME)です。
マネーフォワードMEは、2018年12月に現名称に変更した際に、取引明細データをアップロードする機能を廃止しており、マネーフォワードMEが連携していないサービスのデータは手入力するしか無いので、せめてその作業をやりやすくしよう、というのがこの機能の狙いです。
ここでは、例として「スマートレシート」という電子レシートサービスのデータ↓を、マネーフォワードMEに手入力する方法をご紹介します。スマートレシートについては 2023/11/04 電子レシート「スマートレシート」試用レポート からの連載記事を参照してください。

スマートレシートのデータをワークシートに読み込んだ状態で、MFFマクロを動作させる↑と、MFF形式へのデータ変換が行われます↓。このデータをマネーフォワードMEに手入力する、というのが今回の記事の主題です。

2.若干の前処理が必要です
マネーフォワードMEにこのデータを手入力するには、まずすべきことがあります。最初に、7・8行目に支出欄に負の値が入っているのを何とかしなければなりません。マネーフォワードMEは負の金額を入力できない仕様になっているからです。そこで、F1セルの「便利機能」のプルダウンメニュー内にある「負の金額の解消」という機能を使います↓。これは 2023/12/03 MFFマクロV2.47によるRecemaru(レシマル)データのMFF形式への変換方法 で新設したものです。

また、H列の内容欄には全角の英数字や不要なスペースが入っていますので、これを便利機能の「文字変換」で修正します↓。なお、今回の記事のアップと同時に、MFFマクロはこっそりとV2.59にアップデートしました。この「文字変換」機能に若干の変更を加えています(従来は”("の前、")"の後の半角スペースのみを削除するようにしていたが、半角スペースを全て削除するようにした)。

3.マネーフォワードME手入力用データの出力
前処理が済んだら、マネーフォワードMEに手入力するためのデータを作成する機能を動作させます。D1セルのプルダウンメニューから「マネーフォワードME入力用」を選択し、セルカーソルをD1に合わせた状態でMFFマクロを動作させます↓。

MFF形式データが入っているワークシートの次に、↓のようなデータが入ったワークシートが作成されます。このワークシートの日付・金額・内容orメモ欄のデータは、マネーフォワードME(Web版)にコピペで入力できる形式になっています。それぞれのセル上で[Ctrl]+Cを連続して叩き、クリップボードにデータを連続的に蓄えます。これは、Windows10以降からサポートされている「クリップボード履歴」という機能を活用しています。詳しくは【パソコン裏技】パソコンクリップボードでコピー履歴を表示する方法という記事(別サイトです)を参考にしてください。

4.マネーフォワードMEにデータを手入力する
マネーフォワードMEにデータを手入力する際は、↓のように家計簿タブ内の【手入力】ボタンを叩いてください。マネーフォワードMEは、ここから操作した場合のみ、入力後に【続けて入力する】のボタンが現れ、同じ日付のデータを連続して入力できるようになっているからです。

入力フォームが出現したら、まず日付を入力します。本日がデフォルトとなっているので、日付の文字列を選択した状態で、[Windows]+Vを叩いてクリップボード履歴を呼び出します↓。このダイアログには、先に[Ctrl]+Vで連続コピーした中身が入っていますので、ここで日付のデータを選択すればコピーした日付「2024/10/22」が入ります↓。

次に、金額欄にも、[Windows]+Vで出現したクリップボード履歴から「657」を選択して入力します↓。

内容欄も、同様にクリップボード履歴から貼り付けて入力します↓。

最後に、費目(マネーフォワードMEでは"項目"と呼んでいる)を指定して、【保存する】ボタンを叩きます↓。

これを繰り返して、スマートレシートのデータ6行分を入力した結果が↓です。

Windowsの「クリップボード履歴」機能は、WebブラウザとExcelの間を何度も行き来しなくてよいという点では便利ですが、データを貼り付ける場面で少々手間がかかります。そこで、クリップボード機能を独自に拡張するアプリ(筆者はCharu3という古いアプリを使っています)を使って、[Ctrl]+C、[Ctrl]+C、[Ctrl]+Cと連続コピーした結果を、[Ctrl]+V、[Ctrl]+V、[Ctrl]+Vと同順で連続貼り付けできるようにした方が圧倒的に手間が省けるようになります。
_マネーフォワードMEは連携先そのものは多いのですが、スマートレシートのように、マネーフォワードMEのライバルであるZaimと組んでいる優秀なサービスもありまして…そういうサービスのデータを投入したい、となると困ったことになります。今回の記事が皆様のマネーフォワードME活用上の参考になれば幸いです。
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