_2020/06/01「新Moneylookはサービスを開始しましたが、しばらくは様子見ですね」の続報です。
1.サイトの重さは解消されたようです
_上記の記事の段階では、サイトがやたら重くてサーバーからシステムエラーを通告されたりしていましたが、「システムの性能上遅延要因となっていた箇所を改善しました」とのことで、現在は解消されかなり軽快に画面が切り替わります。
2.銀行API経由の情報取得の謎仕様について
_旧Moneylook公式の「銀行法改正に対応したMoneyLookに関して重要なお知らせ(2020年5月12日)」にあります
7.銀行の口座管理が「オープンAPI」によって提供される銀行の情報取得は、月2回までとさせていただきます。また従来の画面操作による情報取得は不可となります。
_という謎の記載についてです。
_2020年6月7日現在、新MoneylookがAPI方式で連携できる銀行の代表例として「三菱UFJ銀行」の画面例を示します↓。
_【口座更新】というオレンジのボタンを叩くと情報の更新が行われます。さすがにAPIだけあって待たされ時間は高々数秒。90分ほど時間をおいてもう一度ボタンを叩いても、問題なく動作します。
_「月2回」という役立たずの更新間隔については、新Moneylookのサイト中を探し回っても記述が見当たりません。なんなんだあの公式発表の意味は…? そういう銀行もある、という程度のことなんだろうか…? この点はまだ謎のままです。
3.自動更新設定について
_旧MoneylookはPCにインストールした「ログイン情報マネージャー」に保存された(銀行サイトの)ID・パスワードでスクレイピングを行うため、PCが稼働中にユーザーの操作による情報取得しかできませんでした。
_新Moneylookは、旧Moneylookの方式に加え、クラウド方式と称して、マネーフォワードMEやZaimのようにサーバーに保存した(銀行サイトの)ID・パスワードでスクレイピングによる情報取得ができるようになりました。つまり、↓のような設定ができます。
_2020年6月7日現在、ユーザーが制御できるのは、
- 個々の銀行についての自動更新のON/OFF
- 自動更新完了の通知メールのON/OFF
_のみで、更新の頻度・タイミングはMoneylookに一任、ということになっています。では、実際どのように行われているのかというと…
- 三菱UFJ銀行(API連携)は自動更新を行っていますが、時間間隔等はわかりません。Moneylookから自動更新の通知メールが来ても、同銀行に関するアクセス記録が記載されていないためです。
- ZaimでもAPI連携を行っていますが、こちらは最近のZaimの更新により自動更新が7日間隔であることが判明しました。
- マネーフォワードMEは同銀行とはまだAPI連携になっていないためか、自動更新は推定で一日1回ペースで行っています。
- 他の2つの銀行(スクレイピング連携)は一日1回ペースで更新しています。通知メールにこの2行の名前しか入っていないのでそうと判るわけですが、その通知メールがWindows10の「メール」アプリでは見事に文字化けして読めないんだよなあ…AndroidのGmailアプリでは読めるので役立たずというわけではありませんけど。
4.今後のサービス提供について
_当初、新Moneylookのサイトのどこを探してもデータの出力(エクスポート)機能が見当たらないのでいや~な予感がしておりましたところ、【よくある質問】>【新MoneyLookについて】の文末付近に記載を見つけました。以下引用。
- 口座情報のExcel出力機能(7月予定)
- 定期預金などの預かり明細取得機能(7月予定)
- 証券、クレジットカード等の移行(8月予定)