_「うきうき家計簿」シリーズ連載第三回(前回の記事はこちら)は、「オンライン家計簿うきうき」からのCSV出力とMFF形式への変換についてです。
1.オンライン家計簿うきうきからのデータ出力
_「オンライン家計簿うきうき」には2とおりのデータ出力方法があります。まず、その一つが「全件テキスト出力」↓で、「オンライン家計簿うきうき」に入力されている全取引データを問答無用で吐き出します。
_「問答無用」ですから、特に何のお知らせも無く淡々とCSVファイルがダウンロードされます↓。
_もう一つの方法が、「家計元帳」からのダウンロードです。データを表示する対象の月・年・期間や、口座または項目を指定して絞り込んだ状態で【CSVダウンロード】ボタンを叩くと、該当するデータがCSVファイルとしてダウンロードされます。↓の例では2019年4月の「01財布」の取引データだけを表示させています。
_この方法でダウンロードされたCSVファイルです↓。前述したCSVファイルに対し、口座が「01財布」に絞り込まれており、N列に「残高」の欄が追加されています。
2.オンライン家計簿うきうきのデータをMFF形式に変換する
_これまで述べた方法でダウンロードした「オンライン家計簿うきうき」のデータは、Excelで開いた状態でMFFマクロを動作させることでMFF形式に変換できます↓。
_MFFマクロを動作させると、データを抽出する期間を聞いてきます↓。前述のように、オンライン家計簿うきうきは「全件テキスト出力」では全データを吐き出してしまうため、必要な期間のデータのみを抽出する機能をMFFマクロ側に持たせています。
_↑では期間を無指定として、データをMFF形式に変換したのが↓です。
3.MFF形式に変換する処理の内容
_オンライン家計簿うきうきのデータをMFF形式に変換する処理内容を図式化すると↓のようになります。収入・支出取引のデータについては、極めて単純な処理しかしていません。
_↓振替取引の場合は少々複雑です。オンライン家計簿うきうきは、以前述べた事情で振替取引が7種類もあり、データの入れ方も2とおりあるため、各ケースに対応した処理を記述しなければならないためです。