今回の記事は、前回の続きで、ACF機能を活用して、MFF形式データの口座名・費目を「かけ~ぼ」に定義済みのものに整えたところから始まります。
9.MFFマクロ(V2.70以降)の第二回動作
続いて、D1セルを「かけーぼ」に合わせた状態で今度は(ACF機能ではなく)MFFマクロを動作させると↓、
オンライン家計簿サービス(マネーフォワードME・Zaim・Moneytree・オンライン家計簿うきうき・MoneyLink・kakei+・マムクラウド家計簿)、スマートフォン用家計簿アプリ(おカネレコ・かけ~ぼ・貯まる家計簿・らくな家計簿・Dr.Wallet・Clev家計簿・DARUMA家計簿・家計簿カケイ・OsidOri・毎日家計簿・シンプル家計簿MoneyNote・Money+・スマートレシート・Recemaruレシマル・超簡単家計簿・まねーぼ)、PC用家計簿ソフト(マイクロソフトマネー・マスターマネー・Money通帳/あっと家計簿・がまぐち君・うきうき家計簿・てきぱき家計簿マム・Money Pro・GnuCash・ファイナンシャルプランナーが作った家計簿・ゆう子の家計簿・「家計簿,出納簿ひかる」・Let's家計簿)の間で相互にデータを変換する方法を研究するブログです。
今回は、前回の記事で、「かけ~ぼ」アプリ側で費目・帳簿・カードに関する必要な設定を終え、バックアップ機能でそれらのデータを所定のフォルダ内に格納した、という状況から始まります。
Dropboxフォルダ>アプリフォルダ>「かけ~ぼ」フォルダ内の全ファイルを、Dropboxフォルダ>アプリフォルダ>「かけーぼ」フォルダ(存在しなければ作成する)にコピーします。これは、「かけ~ぼ」というフォルダ名が、MFFマクロを動作させるときにエラーを起こすためです。
内閣府HPで配布されている、休日・祝日リストsyukujitsu.csvをダウンロードして、Dropboxフォルダ>アプリフォルダ>「かけーぼ」フォルダにコピーします。前回の記事で述べましたように、「かけ~ぼ」V1.55以降にデータをインポートするには、クレジットカードの利用額の引落し取引のデータをMFFマクロででっちあげなければなりません。その引落し日(=請求日)が休日・祝日であった場合に、請求日をその前後の平日にズラす処理が必要になります。その処理のためにこのファイルが必要になります。
2025年3月時点のsyukujitsu.csvでは2026/11/23の勤労感謝の日まで登録されています。ただし、年末年始やお盆のように、法定祝日以外に、社会通念として祝日的に扱われている日は含まれていません。このデータを活用しても、請求日のズラし処理が誤っている危険性は残っているので、 「かけ~ぼ」にデータを投入した後はユーザーがしっかりチェックする必要があるでしょう。
今回のサンプルデータ↓は、2025/03/10~2025/03/25の16日間に、「かけ~ぼ」で考えられる計16種類の取引パターンを含んでいます(メモ欄を参照のこと)。ただし、口座名や費目は、「かけ~ぼ」に定義済のものとは合致させていません(注:費目を少々弄っており、クレジットカードの場合は先頭に★を付けている)。
長らくお待たせしました。MFFマクロV2.70以降を使って、Android家計簿アプリ「かけ~ぼ」の現バージョンにデータをインポートする方法を解説します。なお、「かけ~ぼ」の基本事項については 2020/06/01 誰も教えてくれない「かけ~ぼ」での家計管理法(前篇) からの連載記事を参照して下さい。
「かけ~ぼ」は、複数の帳簿を管理可能で、しかも帳簿毎に費目構成を変えることができるという特徴があります。しかし、MFFマクロでデータを運用するなら、全帳簿で共通の費目を使用し、そのうえで「その他支出」 「振替支出」 「その他収入」 「振替収入」を追加してください。↓は筆者なりの設定例です。
2025/02/26 MFFマクロV2.70改修の進捗状況 で触れました、「データをインポート可能な」家計簿ソフト/アプリ別の「マイナスの金額」への対応状況を更新します。結論から言えば、「かけ~ぼ」がマイナスの金額を計上できることがはっきりしただけです。
ただ、「かけ~ぼ」の場合は、マイナスの金額を計上できなければ、クレジットカードやデビットカードの返金といった特殊な取引をインポートできない(いずれそのうち気が向いたら解説します)ので、これは重要な事実です。
×がついている「DARUMA家計簿」と「MoneyPro」に関して、MFFマクロV2.70では、インポート用データを出力する際、MFF形式の「支出欄」および「収入欄」にマイナスの金額が入っている場合には、当該のセルを赤で塗って、修正できるまでデータ出力をしないようにしています。
?がついている「Dr.Wallet」・「オンライン家計簿うきうき」・「ゆう子の家計簿」については課金しなければ調査ができないため、不明のままとしています。MFFマクロV2.70では、これらにインポートするためのデータ出力の際には、マイナスの金額が入っていても警告するだけで、データ出力そのものは行います。ユーザー各位でインポートを試していただき、たこぶつまで情報をお寄せください。
〇がついている家計簿ソフト/アプリについても、マイナスの金額に対して警告はしますが、データ出力は行います。
2025/03/29 MFFマクロV2.70ついに登場 の記事で、MFF形式データで負の金額を取り扱えるようにした「MFFマクロV2.70」を公開しました。それに伴い、過去の記事で、MFFマクロの MFF形式→家計簿アプリ 方向のデータ変換処理の概要を示した「動作チャート」を差し替えておりますが、MoneyProについては
…と、MoneyProの改良に合わせて動作チャートを変えており、これらの記事の図版を差し替えると混乱するため、最新の動作チャートを新規ページとして掲載します。
MFFマクロV2.70における MFF形式→MoneyPro のデータ変換処理は↓のように行います。MFF形式では負の金額を許容しますが、MoneyProは許容しないので、MFFマクロのいわゆる「二回目動作」の際には、負の金額が入っているセルを赤で塗って処理を中断し、ユーザーに修正を促すようになっています。また、MFF形式の収入欄・支出欄にはどちらか片方にしか金額を入力できません。
振替取引のデータについても、負の金額を認めず、修正を促す機能を実装しました。

当サイトはあくまでBlogであるため「仕様変更に伴う最新情報の更新」といった事態には不向きなんですよね…。むしろWikiの方が向いています。が、Wikiは所感を書き連ねたりするには不向きであり、筆者としてはBlogの方が好ましいため、当面このスタイルを維持したいと思っています。
長らくお待たせしました。MFFマクロV2.70を公開します。ソースリストはこちらから。
今回の新版で新たにデータ変換ができるようになる家計簿ソフト/アプリは有りません。が2025/02/18 MFFマクロの大きな仕様変更について で予告しましたように、MFF形式データ(家計簿A→中間形式→家計簿B という2回のデータ変換を行う際に経由する中間形式) で「支出欄・収入欄」の両方に金額を入れるのを許容していたものを許容しないようにして、かつ、支出欄・収入欄それぞれにマイナスの金額を入れられるようにしました。
これにより、支出の費目であっても、マイナスの金額を入れることで、例えば税金の還付金のような記帳ができるようになります(納税額から還付金を差し引いて正確な納税額を算出できる)。ただし、あくまでデータのインポート先の家計簿アプリがマイナスの金額に対応していることが条件です。
この結果、MFF形式→家計簿B のデータ変換を行う動作(いわゆる第二回動作)の際に、「支出欄・収入欄」の両方に金額が入っている場合は処理を中断するようにしました。マイナスの金額が入力されている場合は警告するのみです。
MFFマクロの動作やMFF形式データの仕様に関する記事は、今後更新していきます。データインポートが可能な家計簿アプリ/ソフトについては、それぞれの過去の記事に掲載したデータ変換のチャートをすでに差し替えてあります。
なお、2024/12/01 「貯まる家計簿」アプリがサービスを終了したようです で予告しましたように、「貯まる家計簿」インポート用ファイルの出力機能は削除しました。
また、これまで散々愚痴っていた、Android向け家計簿アプリ「かけ~ぼ」への対応についてですが、なんとかやり切りました。これまでの動作を大きく改変していますので、今後、解説記事をアップし直す予定です。
2025/02/26 MFFマクロV2.70改修の進捗状況 の続報です。正直なところを申し上げますと、「かけ~ぼ」への対応に非常に手間取っております。
「かけ~ぼ」は2020年8月にV1.52.0に更新され、その際にバックアップ機能で"出力"するファイルが増えました。このあたりは 2020/09/27 「かけ~ぼ」V1.52以降のデータを他の家計簿アプリ向けに変換する(前篇) で述べたとおりです。
この時点で、筆者は「かけ~ぼ」がバックアップ機能で"入力"するファイルは変わっていない、と認識していました。ところが…今回、MFFマクロにおいてMFF形式→「かけ~ぼ」のデータ変換を行う"MFF2KKB"というサブルーチンを改修し、「かけ~ぼ」へのインポート(バックアップ復元)を試みたところ、全然うまくいきません。その原因を探っていくと、どうやら、「かけ~ぼ」は2021年7月のV1.55.0への更新の際に、バックアップ機能で"入力"するファイルを、それまでの"cashbook.csv"から"cashbook_all.csv"に変更したらしいのです。
つまり、2021年7月から現在まで3年半もの間、MFFマクロで「かけ~ぼ」へのデータインポートはできない、という状況が続いていたわけです。しかし、その知らせを筆者がいただけていない、ということは…なんだか泣けてくる結論が出てきます。
しかも、MFF2KKBはかなり大規模な再改修が必要です。その結果としての「かけ~ぼ」へのデータインポートの方法も、シンプル家計簿MoneyNoteに似た方法になる見込みです(2024/01/23 シンプル家計簿MoneyNoteにデータをインポートできるようにしたぜ(データ修正篇) からの連載記事を参照してください)。つまり、かなり面倒なものになるでしょう。
この際、「かけ~ぼ」へのインポート方法の提供を諦める、ということを含めて、やり方を検討したいと思います。MFFマクロV2.70の公開はもうしばらくお待ちありたく。
二年前の2022/03/14 家計簿アプリとデータをやりとりする際のファイル形式のまとめ でご紹介した情報をアップデートしました。 1.家計簿アプリからエクスポートされるファイルの形式一覧 2.家計簿アプリへインポートするファイルの形式一覧 ...