こんばんは。今日は生成AIを家計簿ソフトの不具合解消に活用した事例をご紹介します。先日、Windows用のGnuCash 5.14を起動したところ、
プロシージャエントリポイントclock_gettime32 が C:\Program Files (x86)\gnucash\bin\libstdc++-6.dll から見つかりません。
というエラーダイアログが出て(実はもう一つダイアログが出ていたが内容をメモるのを忘れてしまった)立ち上がってくれない、という事態に陥りました。
こういうときの対処法としてありがちなのが、GnuCashの再インストールです。そこで、GnuCashの公式サイトからインストールファイルをダウンロードして、再度インストール(このときに旧バージョンがアンインストールされる)してみたわけですが…同じエラーが出ます。さて、困ったぞ…ということで、Copilotに助けを求めました。
そのやり取りの概略を示しますと…最初のプロンプトは
GunCashV5.14を起動すると、プロシージャエントリポイントが見つからないってエラーダイアログが出てアプリが立ち上がらない。これは何が起きているのだ?
これに対して、考えられる原因を4つ挙げてきて、さらに、エラーダイアログに表示されているDLL名はなんだ? と聞いてきたので
clock_gettime32 がGnuCashのインストールフォルダ内のlibstdc++-6.dllから見つからない、というエラーになっている
と返すと、clock_gettime32がlibstdc++-6.dllに入っていない原因としてさらに4項目を挙げてきました。それなりに説得力のある内容です。
その後、何度かやりとりしている中で、libstdc++-6.dllのタイムスタンプが2025年8月9日2:54:08であることに対して
GnuCash 5.14 の公式ビルドは 2024年12月公開
→ 2025年8月の DLL が入っているのは不自然。
などと言い出しました。公式サイトを見るとGnuCash 5.14のリリースは2025-12-21となっているのです。ハルシネーションを起こしてやがる…
しかし、ともかく対処策として
🛠 解決策(確実性の高い順)
1) GnuCash 5.14 を完全にアンインストール → 再インストール
ポイントは「完全に」です。
- アンインストール後、
C:\Program Files\GnuCash
を手動で削除(残骸 DLL が残るのを防ぐ)- 公式サイトから再ダウンロードしてインストール
これで 正しい libstdc++-6.dll(GnuCash 公式ビルドのもの) が入ります。
という提案をしてきました。確かに、GnuCashをWindows11の「設定」>「アプリ」>「インストールされているアプリ」からアンインストールしても、実はC:\Program Files (x86)\gnucash 以下のフォルダに実行ファイルやDLLは残ったままですのでこれは盲点でした。そこで、↑のとおりに操作してGnuCash 5.14を再インストールしますと…見事に立ち上がってくれました。エラーダイアログは2つとも出ません。
当初のエラーがなぜ発生したのか、真因を見出すことはできませんでしたが、GnuCashが復活してくれたのだから良しとしましょう。
ハルシネーションに起因して少しやり取りが遠回りをしたものの、Copilotの支援で問題を解決できたのは良い体験でした。GnuCashなんてマニアックなソフトの不具合なんて、ネットで質問しても他人が有益な回答をしてくれる期待値は極小ですから… こういうケースには生成AIはけっこう実用的なのかもしれないな、と認識を新たにしたのでした。
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