2020/11/08

携帯電話の料金とまとめて請求される支出の把握について

_以前から気になっていたことですが、携帯電話会社から請求される通信料の金額には、実は費目として「通信料」に含めるべきでないものが含まれていますよね? 例えば有料アプリの料金とか、携帯電話会社が運営している通販サイトの代金とか。

_そういった付帯サービスの決済額が通信料に対し小さいものであれば、まとめて「通信料」として記帳してもいいのでしょうが、そうでないとなると家計管理が不正確になってしまいます。買い物の履歴も残りませんし…

_では、どうやってそういう付帯サービスの決済額を把握するか? 例えば、auならauのサイトにau IDでログインして料金の内訳を確認すると、↓のように「auかんたん決済」の内訳が表示されます、が…

auかんたん決済の内訳を確認する画面に到達するのはなかなか大変だ

_さて、この情報をコピペするとして、どうやって家計簿アプリに記帳するか? 携帯電話の料金決済は、通常、「クレジットカードの利用」として行われますから、「アカウントアグリゲーション機能付」のオンライン家計簿サービスでクレジットカードの明細を取得できるのであれば、携帯電話料金の決済額を、ダミー口座を活用して分離記帳する(マネーフォワードMEの場合)か、複合仕分機能を使って記帳する(Zaimの場合)ことになるでしょう。

_おっと、マネーフォワードMEは、携帯電話会社との連携機能があるじゃないか? それで付帯サービスの明細を取得できないのか? と思われる方もおいででしょうが…

マネーフォワードでauの支払額を確認してもこうなる

_Web版ではこのように↑表示されます。マネーフォワードMEでは、連携先の名称がリンクになっていない場合は個々の取引の明細を取得せず、決済総額のみを取得するようになっていますので、得られている情報は「11/08 15:51時点でのauの当月利用額は1,009円である」ということだけです。

_11月分の電話料金は現時点で確定していないので、この金額は↑↑の「auかんたん決済」の利用額と一致しています。それはそれでいいとしても、結局1,009円の内訳はauのサイトに手動でログインして確認するしかありません。ちなみに、マネーフォワードMEのスマホアプリ版では、通信料のプラン名称や各種割引の内訳を確認できますが、やはり「auかんたん決済」の内訳まで取得してはくれないのです。

_しかし…携帯電話会社のサービスがこうも広範囲に拡大し、決済額にいろいろなモノが含まれてくるようになると、これでは困ってしまいますね。オンライン家計簿サービス各社には、携帯電話会社からの取引明細取得機能の開発が切に望まれるところであります。

_当面は、前述のように携帯電話会社に手動でログインし、明細を手動でコピペして、家計簿アプリに手動で記帳するしか無さそうです。まだまだ面倒臭い作業が残っていますねこの業界は。

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