2020/11/28

らくな家計簿のデータインポート機能はまだ少し怪しいけど不具合は改善されました

_「らくな家計簿」のデータインポート機能の不具合について続報です。

_↑の記事で述べた不具合が、Android版アプリのV4.5.6で改善されたようです。

1.早速状況を見てみましょう

_↓のExcelデータを「らくな家計簿」にインポートさせます(以前と同じ中身です)

らくな家計簿にインポートするテスト用サンプルデータ

_インポートの際に必要な操作↓は以前と変わりません。

らくな家計簿V4_5_6のインポートテスト

_↑のデータをそれぞれ保存する際の画面は↓のようになります。

らくな家計簿V4_5_6にテストデータを取り込むと分類の表示がおかしいがそのまま取り込むことはできる

_をを、(1)・(2)の振替取引は、入金先の資産名が認識されるようになりました。(3)の収入取引も、「大分類のみで小分類が無い分類(費目)」の認識が正しくなっています。

_(4)の小分類がある分類(費目)は… 本来は大分類=”食費”、小分類="昼食"というデータですから、表示としては"食費/昼食"となるべきところが、おかしな表示になっています。ただし、これはあくまで表示上のことのようでして、これをこのまま【保存】してもデータは問題無く取り込まれます。

らくな家計簿V4_5_6で全データをインポートしたテキストファイルはリストに表示されなくなる

_↑←の2020/11/09の「この筋ラーメン」の分類が正しく取り込まれていることがお判りかと思います。また、今回のテストに使用した"importテスト.txt"というテキストファイルは、全データを取り込んだことで、↑→の「バックアップ/復元画面」には表示されなくなります。

_今回のバグフィックスが、筆者からの通報(当該ページのURLをお送りしました)をトリガーとして行われたものであるかどうかは、開発元から連絡をいただけていないので判りません。が、早々に対応していただいたのは大変有り難いことですね。

2.さらにお願いしたいのは

_…(4)のおかしな表示の解消のほかに、個別のデータの保存操作の際に「データを選択」→「保存」→「データを選択」→「保存」→…と延々と繰り返さなければならないのを、一括で保存できるように改良していただきたい、ということです。

_大量のデータをインポートするには、今のUIは厳しすぎます。「らくな家計簿」は、未登録の資産や分類が記帳されているデータレコードに対してユーザーに処置を促す機能があるので、一括取り込みに支障するデータレコードは除外できるはずなのです。

_ここが楽になればまさしく「らくな家計簿」になるんですが…。

_【2021/04/24追記】本件につきましては、本記事を作成した時点ですでに実装されていた機能に筆者が気づいていなかっただけでした。大変申し訳ございません。↓のように、「+」マークをタップすると、全データを一括で保存することができます。

らくな家計簿でインポートした全データを一括保存する

3.MFFマクロV2.15を公開しました

 2020/11/23 に公開したMFFマクロV2.14の解説をしないうちにアプリ動作が改善されたため、V2.14は6日間で廃品となりました。V2.14の暫定仕様とは、MFF形式の費目乙が空欄になっているデータを「らくな家計簿」向けに変換する際に、費目甲と同じ文字列を費目乙に入れて「小分類の無いデータを取り込むと不具合を起こす」現象を回避したものだった(当然、アプリ側でもそのように分類項目をユーザーが設定しておく前提です)のですが、新版V2.15ではその処理を削除しています。


次回は「らくな家計簿」からのエクスポートについて触れます→

注目の記事

家計簿アプリとデータをやりとりする際のファイル形式のまとめ

_今回の主題は…家計簿アプリとデータをやりとりするときに使用するファイルの形式について、です。筆者がこれまで MFFマクロ に対応させてきた家計簿アプリは27種類(Money通帳とあっと家計簿は別カウント)。まず、家計簿アプリからエクスポートする方向では↓のようになります。...

最近の人気トップ3