＿がまぐち君関連の連載第４回（前回の記事はこちら）は、がまぐち君へのデータのインポート方法をご紹介します。
１．MFF形式データから「がまぐち君」向けデータを出力
＿Excelのワークシート上にMFF形式のデータを展開している状態で↓のようにMFFマクロを動作させますと↓、がまぐち君にインポートするためのCSVファイルの出力処理にかかります。
＿CSVファイルの保存先を指定します↓。
＿MFFマクロが出力したCSVファイルです↓。中身を確認したら必ず閉じて下さい。これを忘れると、後でがまぐち君に「他の奴がファイルを開いているじゃねーか」と怒られます。
２．がまぐち君にインポートする
＿がまぐち君にデータをインポートする際には、エクスポートと同様に【その他の形式】を選択してください↓。【入力実行】を叩くと、読み込むファイルを指定するダイアログ（画面例は省略）が出現します。
＿MFFマクロが出力したCSVファイル（上の例では"がまぐち君インポート用 04テスト用.csv"でした）を指定すると、↓のダイアログに移行します。ユーザーが指定したCSVファイルの第1行目の「入力フィールド名」に対して、がまぐち君のどのデータ項目を対応させるのかを画面例に従って設定してください。なお、がまぐち君は、この設定内容をファイルに保存して後に呼び出せるようになっています（↓の【設定保存】ボタンがそれ）。
＿ダイアログの下部で、CSVファイルがどのように取り込まれようとしているのかをプレビューできるのは大変便利ですね。
＿↑の画面の【次へ】を叩くとインポートが開始されます。読み込み中のデータにがまぐち君で設定されていない費目や口座名が含まれていた場合には、既存の費目・口座に振り分けるか、新規に費目・口座を作成するかを選択することができます↓。この例では、"04テスト用"という文字列そのものががまぐち君にとっては初見であるため、これが費目なのか口座名なのか、口座であるならその種類は何であるかを指定します。
＿未設定の費目や口座に対する処置が全て確定すると、↓のようにインポートしようとしている全データのプレビューが表示されます。この例では、下部にエラー情報が表示されていますが、これはMFFマクロが吐き出したCSVファイルの末尾に空行が入ってしまっているためで、無視して問題ありません。
＿↑の画面で【次へ】を叩くと、各費目に対して消費税をどのように取り扱うか を設定するダイアログが出現します↓（出現しないこともあります）。大抵はそのまま【OK】を叩いて構いません。
＿CSVファイルの内容ががまぐち君の内部データ形式に変換されます↓。【保存する】を叩けばデータががまぐち君に取り込まれます↓。ちなみに、がまぐち君Ver5.42より前のバージョンでは↓の画面で品名欄の表示が狂うバグがあったのですが、Ver5.42以降は修正されています。
＿データが正しく取り込まれたか確認します。取り込んだのは2019年5月の”04テスト用"という口座でしたから、【集計表】画面で↓のように操作して当該月の”04テスト用"の出納を表示させます。…どうやら、異常なく取り込まれたようですね。
３．MFF形式→がまぐち君変換に関するMFFマクロの処理
＿がまぐち君は、収入取引、支出取引、振替取引のそれぞれの場合で、借方欄と貸方欄に入るデータが費目名なのか口座名なのかが変わってくる、という、いささかややこしいデータ形式が採用されています。そのため、MFF形式からインポート用のCSVファイルを出力する処理は、それぞれの取引種別に応じて記述しています。なお、費目については、以前述べたとおり、がまぐち君側で階層構造の最下層において ○○○/□□□□ の形で設定してあることを大前提としており、MFF形式の費目甲の○○○と費目乙の□□□□を連結して、がまぐち君側の費目とマッチさせるようにしました。
＿今回でがまぐち君関係の連載は一段落です。次のシリーズはMoney通帳・あっと家計簿を予定しています。