【2021/09/26追記】:OsidOriのバージョンアップに伴い、本記事の内容は古くなってしまいました。こちらの記事を参照して下さい。
_前回の記事に引き続き、OsidOriのデータをMFF形式経由で他の家計簿アプリ向けに変換する方法をご紹介します。やっとここまで来たか…
1.OsidOriのデータをMFF形式に変換する
_今回サンプルとするOsidOriのデータは、以前の記事の再掲です。
_MFFマクロV2.21を導入した状態で↑の画面例のようにMFFマクロを動作させますと、
_↑このように、OsidOri専用として「現状では役に立たないけど、振替取引のデータを含めるか?」という意味のダイアログを表示するようになっています。ここで【はい】を選択すると…
_↑このようにMFF形式に変換されるわけですが、三つ含まれている振替取引については、それぞれ振替収入・振替支出の2つの取引に変換されるものの、口座名を特定する情報が欠落しているため、ユーザー各位に自前で補完していただく必要があります(黄色の空欄のセル)。これが面倒なのであれば、前回述べましたように「OsidOriの振替取引入力機能を使わずにすべて収入・支出取引として入力する」か、振替取引の振替元→振替先の情報をメモ欄に手入力して、MFF形式変換後の補完操作をしやすくすることをお奨めします。
2.OsidOriのデータをMFF形式に変換する処理の概要
_今回新設した機能のチャートを↓に示します。
_収入・支出取引については、あまり特殊なことはしていません。OsidOriに固有の機能に関連するデータ欄は、MFFマクロではガン無視していますが…11列目の「精算の状況」欄のように、後で追加された機能に関連する欄もあり、今後、OsidOriの機能がさらに増強されればこのデータ形式も変更される可能性があります。
_問題はやはり振替取引でして、肝心かなめの情報がOsidOri側から提供されないため、形だけでも振替取引として扱えるようにはしています。
_なお、前述の「OsidOriの振替取引入力機能を使わずにすべて収入・支出取引として入力する」という運用をすると、今度はその取引をMFF形式に変換した際に、素直に収入・支出取引に変換されてしまい、振替取引に修正するのが大変苦痛を伴う作業となるでしょう。
_かといって、振替取引のメモ欄にユーザーが口座名を入れておくという運用も、「全ての振替取引が出力されるわけではない」というOsidOriの泣ける仕様が足を引っ張ってくれます。
_結局、どういう運用をしても、現状のOsidOriでは、アプリに入力した全ての取引明細をCSVファイルのデータから再現するには大きな手間を強いられるわけです。この点について、OsidOriの早急かつ抜本的な改良が強く望まれるところです。
【2021/09/26追記】:OsidOriのバージョンアップに伴い、本記事の内容は古くなってしまいました。こちらの記事を参照して下さい。