_今回から「カナヘイの家計簿ストーリー」を取り上げます。100万DLを越える人気家計簿アプリですが、残念ながら当Blogの主題であるデータのインポート/エクスポートはできないので、使い勝手の面のみのレポートとなります。
1.ホーム画面など
_↓の画面のとおり「ピスケ&うさぎ」のかわいいイラストと、手書き風のフォントが特徴的です。また、このアプリの最大の特徴が、データを記帳していくにつれて「おはなし」という要するに紙芝居を見ることが出来る、という点です。家計簿が続かないユーザーに対するインセンティブとしては、2021/10/16 マネーフォワードMEのバッジ vs オカネレコのレコパス で述べたようなものがありますが、こういう方法もあるんですね。

_「カナヘイの家計簿ストーリー」の設定メニュー(↑の③画面にある)は↓のとおり。【開始日】は、月の開始日を設定するもの、【単位の変更】は通貨を変えるためのもので、通常は弄る必要はないでしょう。
_【データ引き継ぎ】は、筆者としては最も注目すべきところですが…Android標準の共有メニューに移行し、メールやクラウドストレージ等に money.db という独自形式のファイルを送ることができます。このファイルを使って他の家計簿アプリとデータをやり取りすることは事実上不可能です。また、Google Playの2019年ごろのレビューでも、この機能を使った(機種変更の際の)データ引き継ぎができないという報告が複数あり、あまりあてにはならないようです。

_↑の【広告削除】は、買い切り120円で広告を表示しなくなる、というものです。異様に安価だ…筆者は作者に敬意を表して課金しました。
2.カテゴリ構成とカスタマイズ
_「カナヘイの家計簿ストーリー」のデフォルトのカテゴリとアイコンを↓に示します。
_カスタマイズは、追加・削除(デフォルトの12個を越えてもOK)、名称変更、アイコンの変更が可能ですが…順序変更ができません! ただし、後述しますように「カナヘイの家計簿ストーリー」は一番最後に入力したカテゴリが先頭に配置されるので、順序そのものにはあまり意味が無いのです。
_また、アイコンは同じものを複数のカテゴリに使うことはできません。

_ちなみに、初期状態において未使用となっているアイコンは↓のとおりです。正直に申し上げて、費目を象徴的に表しているような絵柄は少ないですなあ。

…ところで「カナヘイの家計簿ストーリー」には…「口座」という概念がありません。収支管理に特化しているためです。当然、取引種別も支出と収入のみで、振替取引に相当するものもありません。