2021/12/24

kakei+カケイプラスに取り組む

 _みなさまこんにちは。たこぶつでございます。個人的にいろいろありまして、久しぶりに記事をアップします。 

_今回から、婦人之友社が提供しているオンライン家計簿サービス「Kakei+」(カケイプラス)を取り上げます。同社が2000年から発売していたWindows版ソフト「生活家計簿」の後継として2020年5月にリリースされています生活家計簿3.0サポート終了を知らせるページにそのように書いてある)。以前当Blogで取り上げたスマートフォン用アプリ「家計簿カケイ」とは無関係です。

_kakei+は羽仁もと子案家計簿の進化型、を標榜しています。羽仁もと子女史は家計簿の考案者だということですが、浅学な筆者は存じませんでした…。Kakei+のマニュアルのPDFはこちらからダウンロードできます(2020年9月1日付:9.4MB)。また、操作を解説した動画はこちらにありますのでご覧下さい。

_ちなみに、現時点におけるkakei+は、取引データのエクスポートは可能ですがインポートは事実上不可能(別途解説します)なので、当Blogではkakei+のデータをMFF形式に変換するところまでを取り上げます。

1.アカウント登録と初回ログイン

_kakei+のサイトにメールアドレスとパスワードを登録すると、アカウント情報として

  • 氏名(姓+名)
  • ニックネーム(ひらがな)
  • 性別(女性・男性・その他)
  • 誕生年(西暦)
  • 都道府県
  • 家族構成(配偶者、子ども(1人)、子ども(2人)、子ども(3人以上)、孫、自身の親・配偶者の親、兄弟姉妹、その他、同居していない)

_といった個人情報を登録させられます。その後、初回のログイン時には↓のようなチュートリアルが表示されます。

_なお、試用期間は2か月で、それ以降は2021年12月現在で年間2,400円(税別)の費用がかかります。月額200円ということは「オンライン家計簿うきうき」と同額で、いわゆるアカウントアグリゲーションサービスを実装していないオンライン家計簿サービスの有料相場はこのあたり、ということになるのでしょう。

kakei+へようこそ

2.kakei+に口座を登録する

_どんな家計簿サービスでも口座を登録しなければ何も始められませんので、真っ先に実行しましょう↓。登録可能な口座数は常識の範囲であれば特に制限は無いようです。

kakei+の口座の新規登録画面

_kakei+の口座には↓のような種別があります。口座は、一度作ると削除はできず、非表示にはできます。また、並べ変えも可能ですが、あまり操作性は良いとは言えません。新しく追加した口座がリストの最上段にくるようになっているので、自分の意図する順序の逆順で追加していくと楽に設定できるでしょう。

kakei+の口座種別

_なお、予算についてはかなり精緻に設定できる優れものではありますが…当Blogの主題である「家計簿間のデータ変換」という点から見れば必須項目ではないので、解説は省略します。先のオンラインマニュアルや動画をご覧下さい。

3.kakei+のホーム画面

_kakei+のホーム画面は↓のように、羽仁もと子案家計簿の特徴である副食物費・主食費・調味料費の食費3要素について、予算進捗率を常に表示するようになっています。また、円グラフは純生活費(収入から税金や社会保険などを控除し、さらに貯蓄・投資・保険に廻すお金を差し引いた、毎月の生活に使えるお金)に関する予算進捗率を表しており、他の家計簿アプリによくある「支出費目別の割合を示す円グラフ」(そしてこれは家計管理にはあまり役に立たない…)とは異なっています。

注目の記事

家計簿アプリとデータをやりとりする際のファイル形式のまとめ

_今回の主題は…家計簿アプリとデータをやりとりするときに使用するファイルの形式について、です。筆者がこれまで MFFマクロ に対応させてきた家計簿アプリは27種類(Money通帳とあっと家計簿は別カウント)。まず、家計簿アプリからエクスポートする方向では↓のようになります。...

最近の人気トップ3