_昨日、超久しぶりにLINE家計簿のアプリを起動しますと…
_…2021/01/20にはすでに出ていた話なんですね…。
_2020/05/28「順番が前後しましたがLINE家計簿をレビューします」では、スクレイピングでの連携が高速であることを評価しておりました。それからわずか半年で、同方式で連携している金融機関が2020/11/30をもって全てサービス対象外となったことをお伝えする羽目になっています(2020/12/07「LINE家計簿はその後どうなったのか?」)。
_LINE家計簿のアカウントアグリゲーションサービス(AAS)は株式会社ミロク情報サービスの子会社が運営する"Account Tracker"を経由して実装されていたことが某ブログの記事から判明しております。そのフィーについてLINEと同社との間で折り合いがつかなかったものと思われますが、それから2ヶ月も経たずに、APIで連携する金融機関も(LINE関係を除き)全て対象外となることが表明され、AASから全面撤退することになったわけです。
_なんとも凄まじいスピードでのサービス変更ですが、LINE家計簿は2018年11月リリースで、まだヘビーユーザーが定着する前であった(と思われる)ことから、大勢のユーザーに大影響を与える前に舵を大きく切り直したのでしょう。
_ところで、LINEについてはご存じのように「ユーザーの個人情報が中国の会社からアクセス可能な状態になっていた」事件が波紋を呼んでいます(2021/03/17に発覚)。LINE家計簿のAASからの撤退はその前に表明されていますが、例の事件が発生した時点で表明されていなければ…当然ながら「LINEにAASをやらせていていいのか?」という話になったであろうことは想像に難くありません。その意味では絶妙なタイミングでの方針転換であったと言えます。な~んか出来すぎた話だな、という感じもしますがね…。