2021/09/05

MoneyLinkその3:Excelデータ出力とMFF形式への変換

_前回に公開したMFFマクロV2.22を活用して、MoneyLinkからExcel出力したデータをMFF形式に変換する方法を解説します。

1.MoneyLink上での作業について

_ところで、MoneyLink上でユーザーが行うべき作業は…実のところ、取得した明細データに対して「メモ」を入力するのみです↓。それ以外のことは、データの追加・削除を含め一切できません。つまり、MoneyLinkは使い始めたら明細データが際限なく増えていくのみであり、グラフ表示機能も予算管理機能もありませんし、そもそも明細を費目別に仕訳ける機能も無いです。これらは全て会計ソフト側で行うべきこと、という考え方のようです。

取り込んだ明細データにメモを入力する

_そこで当Blogでは、↑メモ欄への入力は(品名)(@店名)(※備考)(#費目)という書式(拡張MFF書式)で行うことをお奨めします。()内は任意に省略可能で、順番は (品名) が先頭で (#費目) が末尾であれば (@店名) (※備考) は逆順でもOKです。このようにすることで、このデータをMFFマクロで変換する際に、これらの情報をMFF形式データに反映させることができます。

2021/09/04

お詫び:MFFマクロV2.21に大バグがありました

_2021/08/05の記事にて公開したMFFマクロVersion2.21に大きなバグを発見しました。このバージョンでは、2021/08/26「マネーフォワードME、OsidOriのデータ欄をどうやってMFF形式に変換するか?」で述べましたように、マネーフォワードMEおよびOsidOriからダウンロードしたデータに含まれる文字列データの処理方針を変更したわけですが、その際のテストの不足で、筆者が意図しない動作をするようにコードを作っておりました。

_どのようなバグかと申しますと…マネーフォワードMEの内容欄(およびOsidOriのお店欄)に 品名@店名※備考 のMFF書式で文字列を入れていても、品名がMFF形式データに反映されない、というかなり痛いものです。本日、8月分の我が家の決算処理を行っている途上でこのバグを発見しました。

_よって、本日 2021/09/04の記事で公開したV2.22にも同様のバグが含まれておりました。現時点では修正した版を MFFマクロの導入法と使用法 のページにアップしております(ソースリストの先頭の改変履歴にその旨を記載してあります)。また、2021/08/26の記事も溯って追記・修正をしております。

_2021/08/05以降にマネーフォワードMEおよびOsidOriのデータ変換にV2.21を使用されたユーザーの方は、変換後のデータをご確認下さい。おそらく、家計簿アプリにデータを手入力した取引については、「何を買ったのか」の情報が欠落していると思われます。大変申し訳ございませんが、よろしくお願いいたします。

MFFマクロV2.22を公開しました

_PC向けアカウントアグリゲーションアプリ「MoneyLink」に対応したMFFマクロV2.22を公開しました。例によりまして、以下の固定ページを参照して下さい。

_これに伴い、MFFマクロの動作の概念図も更新しました↓。金融機関サイトからのデータを他の家計簿アプリに流し込めるようになるのは嬉しい限りですね。だからこそ筆者はデータを受け入れる機能の無いアプリには怒りを感じずにはいられないのです。

MFFマクロV2.22の概念図

2021/09/03

MoneyLinkその2:金融機関サイトから明細データを取り込む

_前回では、MoneyLinkのPCソフトをインストールしました。今回は、金融機関連携機能を設定し、明細データを取り込むところまでを解説します。↓の画面は前回からの再掲です。

MoneyLinkの初回起動

_MoneyLinkは、基本的に↑の預金通帳的なUIで操作します。至ってシンプル。まずするべきことは、↑のダイアログで【はい】を選択(ここで【いいえ】で抜けた場合は上部の【Web明細帳設定】を叩く)して↓のダイアログで金融機関との連携を設定することです。

Web明細帳登録

2021/09/01

MoneyLinkその1:インストールから初回起動まで

_前回の記事で予告しましたとおり、PC向けアカウントアグリゲーションサービス「MoneyLink」の連載を始めます。しばしお付き合い下さい。

_MoneyLinkは専用PCアプリをインストールしなければ使えません(ダウンロードはこちらから)。なお、DLの際はメールアドレスの入力が必要です。

インストール時にユーザー名と会社名を入力させられる

_インストール完了後、アプリを起動すると↓のように「重要なお知らせ」が表示されます。アカウントアグリゲーションサービスの稼働状況を知らせるもので、業務用だけにこのあたりはきちんとしています。他のAAS付オンライン家計簿サービスは、専用ページにアクセスしないとこういう情報に行き当たりませんからね。

MoneyLinkの重要なお知らせ

2021/08/29

悩み深き新ネタ「MoneyLink」に挑戦中

_ソリマチ株式会社が提供しているアカウントアグリゲーションサービス「MoneyLink」に関する調査を行っております。

_ソリマチは「みんなの青色申告」「会計王」「給料王」などの会計ソフトのベンダーですが、これらのソフトとの連携を主目的にMoneyLinkというAASを提供しています。

_MoneyLinkは、今時珍しく専用PCソフトが用意されており、ソリマチのサーバーを経由して金融機関サイトからデータ(Web明細と呼んでいる)を得るようになっています(同様に専用PCアプリが有った、昔のMoneyLookとは動作は異なります)。このデータはExcelの形式で出力可能であり、また、手入力専用の口座を設定して、その明細データをExcelシートの形でアップロードできます。

MoneyLinkでモバイルSuicaのデータを取り込んだ

_しかも(2021年8月現在)無料です。これは、主力の会計ソフトの販促を狙ったものと思われます。もちろん家計簿ではないので、予算管理だのグラフだのといった機能は一切ありませんし(そもそも取引を費目別に仕分けるという機能自体が無い)、AASを提供している金融機関も銀行・クレジットカード・電子マネーのみで、証券会社・各種ポイント・通販等は対象外です。

_このように純然たる業務用ではありますが…(ミロク情報サービスのAccount Trackerを採用している)OsidOriMoneytreeのように、同様のAASがどれもこれもデータ出力を有料機能としているなかで、無料でデータのダウンロード/アップロードまで可能というのは大変大きな魅力であります。

_そこで当Blogでも取り上げるべく動いております。ダウンロードの方は(多少手を焼いたものの)見通しは立ちましたが、問題はアップロードの方でして、かなり特殊な方法に拠っており、果たしてMFFマクロに実装できるのか、できたとして意味があるのか、かなり悩んでおります。

_研究成果を披露するにはもう少しお時間をいただきたく。

2021/08/26

マネーフォワードME、OsidOriのデータ欄をどうやってMFF形式に変換するか?【追記・修正済】

【2021/09/04追記】2021/08/05公開のMFFマクロV2.21にて行った、本記事に基づく仕様変更部分に重大なバグがありました。V2.22にて修正してありますが、本記事の内容もそれに伴い追記・修正を加えました。


_金融機関サイトから取引データを取得する「アカウントアグリゲーションサービス」(AAS)を提供している家計簿アプリのうち、マネーフォワードMEとOsidOriは、取得した取引データをユーザーが好き勝手に編集することを許さない仕様となっています。データの削除も、日付と金額の変更もできません。

_マネーフォワードMEについては、2020/07/23 マネーフォワードMEからダウンロードしたデータを他の家計簿アプリ向けに変換する で解説しましたように、AASによって取得した取引データの「内容欄」の文字列は編集不可。OsidOriについては 2021/08/05 MFFマクロV2.21出現と、OsidOriのデータを他の家計簿アプリ向けに変換する方法の解説 で触れましたが、同様に「お店欄」の文字列が編集不可となります。

_このような仕様は、金融機関側と家計簿アプリの取引履歴の認識が一致することを保証するために必要なのだ、とは一応理解できます(一方で、Zaimは、このあたりはユーザーの自己責任と割り切っているようです)。しかし…金融機関サイトが「内容欄」(マネーフォワードME)あるいは「お店欄」(OsidOri)に入れ込んでくる文字列にはカタカナや略称が使われていて、それを家計簿アプリからエクスポートしてMFFマクロMFF形式に変換しても、家計管理に便利とは到底言えず、これをユーザーが編集できないのは少々困りものです。

_そこで、MFFマクロでは、マネーフォワードMEとOsidOriで(AASで取得した取引データであっても)ユーザーが自由に文字列を入力できる「メモ欄」に特殊な書式(MFF書式と呼んでいます)で入力することで、内容欄あるいはお店欄に入れられている文字列を上書きしたり、解釈を変えたりできる機能を備えています。

_ところが、その機能がどのように動作するのかについては、前述の二つの記事でもあまり詳しく触れておらず、また、正直なところ筆者自身も脳内でモヤっとしたままコードを書いており、時折、意図しない動作をすることが不満ではありました。そこで、Ver2.21への更新を機に、マネーフォワードMEとOsidOriのデータをMFF形式に変換する際のルールを以下のように明確化しました。

注目の記事

家計簿アプリとデータをやりとりするファイル形式のまとめ(第二版)

 二年前の2022/03/14 家計簿アプリとデータをやりとりする際のファイル形式のまとめ でご紹介した情報をアップデートしました。 1.家計簿アプリからエクスポートされるファイルの形式一覧 2.家計簿アプリへインポートするファイルの形式一覧 ...

最近の人気トップ3