2024/08/24

超簡単家計簿のデータを他の家計簿アプリ向けに変換する方法

←超簡単家計簿関連の前回記事:2024/08/20 MFFマクロV2.57出現 超簡単家計簿からのエクスポートに対応


 今回は、MFFマクロV2.57を活用して、超簡単家計簿からエクスポートしたExcelファイルのデータをMFF形式に変換する手順を解説します。

1.超簡単家計簿からExcelファイルをエクスポートする

 今回、対象とするデータを↓に示します。超簡単家計簿の欠点として、入力した情報が、かなり省略した形で表示されることが挙げられます。カテゴリを示すアイコンと、メモ欄の内容(フォントサイズを最小にしても9文字目以降は"…"になる)、そして金額のみで、どの口座から支払ったのかが判りません。もうちょっと情報量を増やして欲しいところですなあ。

2024年7月分のサンプルデータ

2024/08/20

MFFマクロV2.57出現 超簡単家計簿からのエクスポートに対応

←超簡単家計簿関連の前回記事:2024/08/18 「超簡単家計簿」をご紹介します


 超簡単家計簿からエクスポートしたデータをMFF形式に変換する機能を新設したMFFマクロV2.57を公開します。例によって、ソースリストと導入方法はこちらのページをご覧下さい。

MFFマクロV2.57の動作概念図

 この↑動作概念図も随分縦長になったものだ…。もしかすると、筆者が気づかないうちにアプリ側でデータ形式が変わって、MFFマクロが対応しなくなっているケースがあるかもしれませんMoneyPro とか かけ~ぼ とか、実例はあります)。筆者も全アプリの保守的な動作確認はしておりませんので、そのようなことがありましたら右ペインの連絡フォームでお知らせいただけますと幸いです。

 なお、V2.57では、マネーフォワードMEに対する動作の改善も行っております。これについてはまた別途解説します。


 次回は、超簡単家計簿のデータをMFF形式に変換する方法をご紹介します→

2024/08/18

「超簡単家計簿」をご紹介します

 今回から、Androidスマートフォン向け家計簿アプリ「超簡単家計簿」を取り扱います。2022年10月リリースながら全世界で100万DLを越えていますGoogle Playの当該ページはこちら。ただし、アイコン名は「家計簿」で、困ったことにシンプル家計簿MoneyNote(←リンク先は当Blogの記事群)と同じになります。黄色地の猫のアイコンが目印です。

 先に申し上げておきますと、データインポート機能は無く、データエクスポート機能は有料機能です。プレミアムプランは2024年8月17日現在、2000円/年。つい先日まで1320円/年だったはずなのですが…。

 なお、このアプリ、開発元(Holoscope365)は「カナヘイの家計簿ストーリー(←リンク先は当Blogの記事群)を強く意識しているらしく、Google Playには↓(左側)のような記述があるのが面白いです。

なんか面白いことが書いてある

2024/08/04

JREBANKのオンライン家計簿アプリとの連携について

 JR東日本が開設した銀行「JREBANK」については、2024/04/17 JREBANKってできるらしいですけど で触れましたとおり、オンライン家計簿アプリとの連携機能がどのように実装されるのか、が気になっておりました。

 メジャーな家計簿アプリ3社の対応は以下のようになっております。

  • マネーフォワードME
    連携先にJREBANKは登場せず、楽天銀行の「JREはやぶさ支店」「JREこまち支店」といった、楽天銀行の一支店として連携機能を設定します。
  • Zaim
    連携先にJREBANKが登場しており、連携を設定する際に楽天銀行のサイトにアクセスして認証するようになっています。
  • MoneyTree
    連携先にJREBANKが登場しません。楽天銀行との連携は有料機能となっているため、テストはできませんでした。

 JREBANKは楽天銀行のBaaS(Bank as a Service)により構築されており、オンライン家計簿アプリとのAPIによる連携機能は、楽天銀行を介して提供されるのだろう、と考えていましたが、実際そのとおりでした。取りあえず良かった。

2024/08/03

Let’s家計簿のインポート機能の不具合について

 今回は、前回で予告しました、Let's家計簿のインポート機能の不具合とその回避方法を解説します。実は、不具合は筆者が現在発見しているものが2つあります。

1.インポートをキャンセルしても未登録の口座や費目が登録される

 まず、↓のようなMFF形式データをLet's家計簿インポート用データに変換します。ただし、あえてACF機能は使いませんので、Let's家計簿に登録していない口座や費目が含まれています。

MFF形式データをACFを使わないでLet's家計簿向けに変換する

 MFFマクロが出力したLet's家計簿インポート用ファイルの中身は↓です。

ACFを使わないで出力したLet's家計簿インポートファイル

2024/08/02

他の家計簿アプリのデータをLet's家計簿向けに変換してインポートする方法

 今回は、前回とは反対に、Let's家計簿へのデータインポートの方法を解説します。

1.Let's家計簿側の準備

 Let's家計簿は、データのインポート機能に不具合があり次回の記事で述べます)、それを回避するにはMFFマクロを使用する前にACF機能(Account and Catogory Fixer)を使って、費目や口座名に「Let's家計簿に未登録のものが無いように」整えなければなりません。以下に、Let's家計簿の口座・クレジットカード・費目の設定例を↓に示します。

Let's家計簿の口座の設定例
Let's家計簿のクレジットカードの設定例

2024/08/01

Let's家計簿からエクスポートしたCSVファイルデータを他の家計簿アプリ向けに変換する方法

前回のLet’s家計簿関係記事:2024/07/30 Let's家計簿再登場記念 MFFマクロV2.56出現

1.Let's家計簿からCSVファイルを出力する

 今回は、MFFマクロV2.56(以降)を使って、Let's家計簿からCSVファイルで出力した家計簿データをMFF形式に変換する方法を解説します。使用するデータはLet's家計簿に標準的に入っている「家計簿の入力サンプル」で、2007年2月を対象にします。画面上では↓に示すとおりで、

2007年2月のサンプルデータ

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