←前回の記事:2022/05/07「ゆう子の家計簿」に他の家計簿アプリの振替取引データをCSVファイルで入力する方法
_今回は「ゆう子の家計簿」から出力したデータをMFF形式に変換する方法を解説します。が、その前に…
1.MFFマクロを小改修しました
_V2.36をV2.36bに改修しました。何をやったのか、と言いますと…「ゆう子の家計簿」のデータを変換する際の、半角カナを全角カナに変換する処理を改善しました。"ペ"が"ヘ゜"と変換されてしまっていたのを"ペ"と変換されるようにしています。ソースリストはMFFマクロの導入法と使用法のページから入手して下さい。
2.「ゆう子の家計簿」からデータを出力する
_メニュータブの【帳票作成】>【口座別明細表】にアクセスすると、↓のように口座別明細表を出力するためのダイアログが出現します。ここでまず操作すべきは【帳票設定】というボタンです。
_ダイアログの表示が↓のように切り替わります。ここで"Excel,Accsess用の日付"をONに設定します。これを忘れると、「ゆう子の家計簿」は日付を”4月 2日"のように年の入らない形式で出力するため、データ変換に支障することになります。
_↑↑のダイアログで、対象とする口座および年・月を指定し【実行】を叩くと、↓のように口座別明細表が別ダイアログで出力されます。この画面上の【EXCEL】ボタンを叩くと、データがExcel形式で出力され、Microsoft ExcelがインストールされているPCであれば自動的にExcelが起動します。
3.データをMFF形式に変換する
_↓データがExcelのワークシート上に展開されました。このまま、MFFマクロ(V2.36b以降)を起動して下さい。MFFマクロはD1セルに"口座別明細表"と入っていることをもって「ゆう子の家計簿」由来のデータであると判断し動作するようになっています。
_特に何事も無く、データがMFF形式に変換されました。これで、他の家計簿アプリ向けにデータを再変換できます。
4.MFFマクロの「ゆう子の家計簿」のデータを変換する処理のチャート
_これも恒例の記事です。「ゆう子の家計簿」から出力される口座別明細表は、前述した設定さえ怠らなければ、特殊な仕様は無いので、ごく素直にデータ変換されます。また、備考欄を 品名(@店名)(※メモ) のいわゆるMFF書式で入力しておけば、データ変換の際にMFF形式の然るべき欄に情報を分解して入れるようにMFFマクロは動作します。
_ただし…備考欄の「半角24文字制限」のため、この機能を十全に生かせない場面も多いでしょう。これはMFFマクロではなく「ゆう子の家計簿」の仕様上の問題なので筆者としては如何ともし難いところです。