前回の記事:2024/07/20 2024年にLet's家計簿を使い始める方のための入門編その1
今回はLet’s家計簿の入力手順について。画面は「家計簿をつける」の一つだけですが、この家計簿ソフトは場面によってかなり複雑な挙動をします。慣れないうちはかなり戸惑うのではないでしょうか?
5.Let's家計簿の入力UI
Let's家計簿のサンプル家計簿で解説します。すでに、2007年1月3日にジャスコで3件、トイザらスで2件の買い物のデータが入っています。Let's家計簿は、同じ日に同じ「お店」で買い物をした、というデータを複数入力すると、「レシート合計(3件)」のように合計金額を表示する機能があり、いわゆる複合仕分が可能です。その前に青文字で[一括]と表示されているのは、支出がクレジットカードであり(口座欄の"ViewSuica"の前に★が付いている)、一括払いで入力されていることを示しています。
ここでは、同じ1月3日に「アトレ」で2つの品物を買った、という支出データを追加入力します。まず、その日付のセルを選択し↓、
コンテキストメニュー(マウスの右ボタンをプレスすると出現する)の「ここに一行挿入」を選択します↓。
青枠で囲った行が挿入されます↓。ここで入力を続けると「ジャスコ」での買い物を追加してしまうように思えますが、安心してください。「お店」欄をダブルクリックして、プルダウンメニュー(過去に「お店」欄に入力したことがあるお店がリストアップされる)から「アトレ」を選択すると…↓
2007年1月3日のジャスコでの買い物のデータの前に、アトレでの買い物を入力する行が現れます↓。ここで内容欄をダブルクリックすると…
過去に内容欄に入力したことがある文字列がプルダウンメニューで選択できるようになりますので、ここでは「お肉、メンチカツ」を選択します(もちろん、手入力することもできます)↓。
すると…費目欄に「肉類」が自動的に入ります↓。これは、「肉類」という費目の設定画面の「入力支援キーワード」に「肉, ハム, ソーセージ, サラミ, ミンチ, 牛, 豚, 鳥, チキン, ラム, マトン」という文字列が入力されており、内容欄の「肉」がヒットしたためです。こういった、データ入力をしやすくする機能が豊富なのがLet's家計簿の特長です。ただし、この機能は、後にとんでもない問題を引き起こします。それについては別の機会に述べます。
金額「600」を入力し、口座はここでは「Suica」を選択します↓。
入力が完了すると、↓に行が追加されます。Let's家計簿は、他の家計簿ソフトでいう「レシート入力」が基本の入力UIになっています。同じ「アトレ」で「さつまいも」を買った、と入力します↓。
「さつまいも」に対しても、「芋類・でん粉」という費目が自動的に割り付けられます↓。「芋類・でん粉」には入力支援キーワードに「芋, いも, ポテト, 片栗粉, 芋類, でん粉」が入っているからです。金額「500」を入力すると…
新しい行が挿入されます↓。これで入力は完了です。
Let's家計簿はExcelを強く意識したUIを採用しており、判りにくさはありません。しかし、データ入力の進行に伴って、レシート入力(複合仕訳)機能、入力支援機能による費目の自動割り付け等、振る舞いが大きく変わるところは、正直なところ筆者も驚きました。Let's家計簿はこのあたりをよく理解していないと使いこなすのは難しいかもしれませんが、慣れれば友と呼べる間柄になるでしょう。
今回はここまでです。次回は、Let's家計簿のレポート機能についてご紹介します→
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