_WindowsPC向け家計簿ソフト(シェアウェア)「がまぐち君」に新バージョン5.50が出現しました(2022/05/07)。「試作品」という位置づけですが、従来のV5.45に比して大きく改良されています。主なところを挙げると
- 高解像度モニタ対応
- クレジット調整画面のリニューアル
- (Windowsの仕様変更に起因し)費目・口座設定の起動に長時間を要していたのを修正
_また、当Blogの主題である家計簿データの変換に影響を与えかねない重大な仕様変更がありました。がまぐち君は、データ項目の名称変更と、使用/不使用の切り換えが可能という希有な機能を実装しているのですが、V5.50では、設定変更が可能なデータ項目が増えたのです。
_↓は以前のバージョンの費目・口座の設定ダイアログですが、「支出」の画面において、【数量】と【備考】の2つのデータ項目の使用/不使用を切り換えられるようになっていました。
_ところが、今回のV5.50では(支出画面において)【数量】・【店名】・【出金元】・【備考】・【使用者】・【税率】・【税扱】の7項目が使用/不使用を切り換えられるようになりました↓。
_これはユーザーにとって自由度が高まる良き改良…と一見思えるのですが、がまぐち君は 2020/08/11 がまぐち君からエクスポートしたデータを他の家計簿アプリ向けに変換する で述べておりますように「画面表示の状態をそのまま再現する形でデータをExcelファイルやCSVファイルとして出力する」機能を実装しているため、データ項目の使用/不使用を切り換えると、出力したデータ列の並び方が変わってしまう…という大変困った事態になるのです。
_そのため、当Blogでは、がまぐち君のエクスポート機能で出力したデータ(=全項目が含まれている)のみをMFFマクロでのデータ変換の対象としています。
_しかし…がまぐち君の前述の機能は、実は大変魅力的なのです。そこで、エクスポート以外の機能で出力したデータもMFF形式に変換できるようにしようか…と思っていたところ、V5.50の出現で逆により難しくなってしまいました。
_がまぐち君は、(掲示板を拝見している限りでは)けっこう古いバージョンを使っているユーザーが少なくない、という点も気になるところです。ユーザー各位に最新バージョンのインストールと、MFFマクロで参照するデータ欄は使用必須、参照しないデータ欄は不使用必須、という具合に設定変更を強いるしかないのでしょうか…どうしよ。