JR東日本が2024年12月に打ち出した「Suica Renaissance」(スイカルネッサンス)ですが、つい先日、その第二弾の構想が発表されました。コード決済に対応し、チャージの上限額も2万円から30万円に大幅にアップされます。個人間送金にも対応。そして少々残念なのがSuicaペンギンの勇退。
ネットに出ている記事では モバイルSuicaが大進化 コード決済対応&上限30万円、Suicaペンギン卒業の真意とは が詳しいようです。
…が、筆者としては、とにかくSuicaの利用履歴データが「物販」だらけになる「物販の嵐」問題を何とかしてほしいところです。他の電子マネーでは利用履歴に店舗名が入るのに、Suicaはそうではない。モバイルSuicaがガラケー向けに出現したのは2006年1月だそうですから、もう20年近く放置されている問題です。
しかも、モバイルSuicaサイトとデータ連携しているマネーフォワードMEなどの家計簿アプリは、オンラインで取得した明細データをユーザーが改竄できないように、この「物販」という何の役にも立たない文字列を修正できない仕様としていることが多いのです。例えばマネーフォワード「物販」とは?ITプロの管理技わかりやすく解説! の記事が詳しいです。例外は多分Zaimぐらいじゃないか…?
Suica Renaissanceでは、ぜひ利用履歴に店舗名が入るように改善していただきたいところです。これはユーザーが現に困っていて、しかも他の電子マネー等の決済手段に対して決定的に劣っている点ですから。
Suica利用履歴データを家計簿アプリとAPIで連携できるようになれば最高です。JR東日本が生活ソリューション企業として「勇翔」できるかの試金石となるでしょう。第三弾での発表に期待するや切であります。
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