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2025/01/05

「まねーぼ」の検索機能と補遺と総評

←「まねーぼ」関係の前回記事:2025/01/04 「まねーぼ」のグラフ機能・予算管理機能には課題山積

 「まねーぼ」の連載も今回で一応終わりです。最後は検索機能について触れます。

6.「まねーぼ」の検索機能にも課題あり

 「まねーぼ」の検索機能は、ホーム画面右上にある虫眼鏡のアイコンから↓画面①に推移してアクセスします。まず困ったことに、検索機能だというのにすでにこの時点で検索対象期間は今月(2025年1月)に設定されています。ここでは↓画面②で「全て」に変更します。そして検索対象文字列を入力すると、メモ欄にそれが含まれる取引データが検索されます(↓画面③)。

「まねーぼ」の検索機能

2025/01/04

「まねーぼ」のグラフ機能・予算管理機能には課題山積

←「まねーぼ」関係の前回記事:2024/12/30 MFF形式データを変換して「まねーぼ」にインポートする方法


 明けましておめでとうございます。

 「まねーぼ」に関する連載は、年を跨いでしまいましたが今回とあと一回で締めます。

3.まねーぼのグラフ機能

  「まねーぼ」は円グラフ以外の時系列グラフ機能は有料提供となっています。しかし…先に申し上げておきますと、大丈夫かコレで? という感じが満載です。

(1)資産管理機能

 「まねーぼ」の画面下部の【資産】ボタンから資産管理機能にアクセスします(↓画面①)。ここでそれぞれの資産にタッチすると、その資産に関する取引データにアクセスできます(↓画面②)。ここまではスマホアプリとしてはできて当然でしょう。しかし、有料機能である時系列グラフを表示させる(↓画面③)と…

 まず、純資産額のグラフが表示されます。このグラフは、表示させる対象期間は↓画面⑤のようなメニューで変更できるのですが、任意期間が指定できません。そして、「まねーぼ」は年度の開始月を設定できないので、年度が1月始めで無いユーザーにとっては残念極まる事態となっています。

 また、↓画面③の表示内容も、純資産のグラフですから折れ線グラフは1本しか無いはずなのに、もう1本、薄水色の線が出現していて、これが何を意味しているのか不明です。グラフの下には純資産の残高推移を金額表示しているのはよいとして、緑色の数字の意味がさっぱり判らない…ちなみに、この操作は2025年1月に入ってから行っていて、過去一年の表示としているのに金額は2023年2月から表示され、2024年2月で増減の計算を一旦打ち切っているらしい…

 …とここまで書いてきて、↓画面③の薄水色の線の意味がなんとなく判ってきました。コイツはどうやら2023年2月~2024年1月の純資産グラフだな…。そういう意図なら、このグラフは、操作しているのが2025年1月であれば2024年1月、さらにその1年前の2023年1月を起点に表示すべきでしょう。そういう配慮ができているアプリも現にあります。例えば 2021/08/09 DARUMA家計簿のさらなる進化に期待 を参照されたく。

「まねーぼ」の資産関連機能

2024/12/30

MFF形式データを変換して「まねーぼ」にインポートする方法

←「まねーぼ」関係の前回記事:2024/12/29 「まねーぼ」からエクスポートしたデータをMFF形式に変換する方法


 今回は、前回の反対で、MFF形式のデータを「まねーぼ」 にインポートする方法を解説します。

1.インポート前の「まねーぼ」の設定

 データをインポートする前の、「まねーぼ」の資産、カテゴリ(収入/支出)の状況を整理しておきます↓。ほぼデフォルトの設定どおりです。 「まねーぼ」は、アプリ側で未設定であった資産・カテゴリが、インポートするデータに含まれていた場合、ユーザーに問い合わせることなく無条件で新規に資産・カテゴリを作成する、という動作をします。この仕様にはメリット/デメリット双方がありますが、筆者としては、よほど「まねーぼ」とMFFマクロの振る舞いを理解しているユーザー以外は、「まねーぼ」アプリに設定済の資産・カテゴリのデータのみをインポートすることをお奨めします。MFFマクロのACF機能を活用することも有効です。

まねーぼにデータをインポートする前の初期設定

2.MFFマクロによる「まねーぼ」インポート用ファイルの出力

 今回、サンプルとして用意したのは↓のようなデータです。収入・支出・振替取引をすべて含み、2024年4月の一か月間の収支は収入30万円、支出10万円で残高20万円、という設定です。資産(口座名)およびカテゴリ(費目)は全て「まねーぼ」に設定済みのものです。

 このMFF形式データ↓に対して、D1セルのプルダウンメニューで「まねーぼ」を選択し(MFFマクロV2.62以降で登場しています)、セルカーソルをD1セルに残したままMFFマクロを動作させると…ACF機能を使わずに「まねーぼ」向けのファイルを出力するのか?と警告してきますが、ここは【はい】で構わないはずですね。

MFFマクロで「まねーぼ」にインポートするCSVファイルを出力する

2024/12/29

「まねーぼ」からエクスポートしたデータをMFF形式に変換する方法

←「まねーぼ」 に関する前回記事:2024/12/28「まねーぼ」の入力UIについて解説します


【注意事項】:今回の記事をアップするに際し、MFFマクロをV2.62からV2.621に更新しましたソースリストはこちらのページから。あるバグが発覚し、それをこっそり修正してあります。ユーザー各位の環境におけるマクロプログラムの更新をお願いします。


 今回は、MFFマクロを利用して、「まねーぼ」からエクスポートしたデータをMFF形式データに変換する方法を解説します。なお、「まねーぼ」ではCSVファイルのインポート/エクスポートはサブスクリプションによる有料機能となっています

1.「まねーぼ」からのデータのエクスポート

 「まねーぼ」からCSVファイルでデータを取り出すには、↓画面①のデータを手入力して、ホーム画面の右下にある【その他】ボタンのメニュー(↓画面②)にある【CSVエクスポート/インポート】を叩き、↓画面③でエクスポートするデータの対象期間を指定します(↓画面④)。

 そして、画面③の【CSVエクスポート】を叩くと、Androidの標準共有メニューでCSVファイルをファイル共有アプリやメールなどで外部に持ち出すことができます。ファイル名は、対象期間に2024年12月を指定した場合は"MoneyBoard_202412.csv"になります(このファイル名から推測すると「まねーぼ」というアプリの本来の名称が"MoneyBoard"であるらしい)。エンコードはUTF-8(BOM無し、改行コードはCR+LF)ですので、このファイルをExcelで直接開くと文字化けします。

「まねーぼ」の取引データをCSVファイルでエクスポートする

 ところで、「まねーぼ」のCSVファイルの形式に関しては「まねーぼ」のCSVファイルのフォーマットに関する資料 を参照してください。↑画面③の【CSVフォーマット】を叩いても同じページが開きます。ただし、この資料は一部誤りがあるんですよね…

2024/12/28

「まねーぼ」の入力UIについて解説します

←「まねーぼ」 に関する前回記事:2024/12/27 「まねーぼ」の基本事項を解説します

2.「まねーぼ」の入力UI 

(1)「まねーぼ」に収入/支出取引を入力する

 まねーぼの入力UI↓はかなり軽快で優秀です。日付の入力は専用のカレンダーUIで行うのですが(↓画面③)、デフォルトの今日から遠い日付の場合はこれでは大変なので、日付を直接入力して指定する機能があります(↓画面④ ただし区切り記号”/"まで手入力になるのは少し痛い)。

 金額を入力後(↓画面⑤)、すぐにカテゴリをアイコンから選択し、カテゴリアイコンの上部でサブカテゴリを横スクロールしながら選択すると(↓画面⑥)取引を行った資産をアイコンから選択(画面⑦)…という具合に、タッチ数が極限まで少なくなっています。

 自由入力が可能なのは「メモ」欄だけで、当Blogとしましては例によって(品名)(@店名)(※備考)のMFF書式で入力していただきたいところです(↓画面⑧)。入力した結果は↓の画面⑨のように表示されます。

まねーぼに収入取引/支出取引を入力するUI

2024/12/27

「まねーぼ」の基本事項を解説します

←「まねーぼ」関係の前回記事:2024/12/22 「まねーぼ」インポート/エクスポート対応 MFFマクロV2.62出現

 今回からiPhone/Androidスマートフォン向け家計簿アプリ「まねーぼ」について連載をスタートします。これまで当Blogに登場したことはありませんが、筆者としては約1年前から存在はキャッチしておりました。Google Playのレビューを拝見すると2022年の初めごろに出現したようです。2024/12/18 「まねーぼ」に取り組んでおります のとおり、有料のプレミアムプランではCSVインポート/エクスポート機能が使用できます。

 まずは、当Blogの恒例により、家計簿アプリとしての基本事項を押さえておきましょう。

1.まねーぼの基本事項

(1)帳簿とユーザーの設定

 まねーぼを初回起動したときの帳簿のデフォルト名称は「わたしの家計簿」ですが(↓の画面②)、もちろんユーザーが後で変更できます。帳簿は無料版では1つのみ追加できます。

まねーぼインストール直後の帳簿の新規作成

2024/12/22

「まねーぼ」インポート/エクスポート対応 MFFマクロV2.62出現

←「まねーぼ」関係 前回の記事:2024/12/18 「まねーぼ」に取り組んでおります

 「まねーぼ」に関しましては、アプリの紹介記事よりも先に、MFFマクロの新版をお送りします。「まねーぼ」はエクスポートされるデータとインポートするデータの形式が全く同じで、データ構造そのものも素直であり、マクロの開発自体が非常に簡単に終わったためです(このあたりはいずれ述べます)

 ソースリストと導入方法は MFFマクロの導入法と使用法 および MFFマクロのバージョンアップの手順 を参照してください。

MFFマクロV2.62の動作概念図

 ↑動作概念図の縦サイズもさらに長くなりました。なお「貯まる家計簿」2024/12/01 「貯まる家計簿」アプリがサービスを終了したようです 参照)と、「マムクラウド家計簿」2024/09/21 マムクラウド家計簿がサービスを終了するそうです 参照)については表示をグレーにして、MFFマクロのデータ変換機能は残っていることを示しています。

 過去にMFFマクロが対応していたアプリ/サービスについても記載した方がいいのかな…一旦、MFFマクロにデータ変換機能を実装して、その後廃止したものとしては、以下の3つがあります(↑の動作概念図からは消えています)

  • Kakeibon(カケイボエヌ:NTT系のオンライン家計簿サービス。それなりに優秀なアカウントアグリゲーションサービスを実装していた。2020/03/31終了)
  • Moneylook2022/06/01 さらばMoneyLookよ…大変お世話になりました 参照)
  • マネーフォワード(2018年12月に名称に”ME"が付いたのと同時に、取引明細データをアップロードする機能が廃止された)

 …ところで、今後の予定ですが、「マネタメ」のデータインポート/エクスポート機能の整備待ちといったところです2024/07/23 マネタメにCSVファイル入力機能が登場 を参照)。また、当Blogがまだ取り上げていない(存在を感知していない)家計簿アプリの情報収集もぼちぼち行っています。

 すでに対応している家計簿アプリ/ソフトについては、基本的にその後のアプリ/ソフト側の仕様変更を追いかけていませんので、データ変換がうまく行かなくなったときはユーザー各位からの情報提供のみが頼りです。右ペインの「連絡フォーム」からご連絡をいただければ幸いです。


次回はいよいよ「まねーぼ」に関する解説を始めます→

2024/12/18

「まねーぼ」に取り組んでおります

 Android/iPhone向け家計簿アプリ「まねーぼ」に取り組んでおります。最初に申し上げておきますと、このアプリはサブスクリプションのプレミアムプランに加入すると、CSVファイルによるデータのインポートとエクスポートが可能です。

まねーぼのプレミアムプランの内容

 連載の開始まで暫しお待ちありたく。ご期待下さい→

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