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2022/05/21

「家計簿アプリのデータインポート/エクスポート機能の性能比較」をさらに更新しました

 【追記】本記事を更新した記事は 2023/07/14 第4版 家計簿アプリのデータインポート/エクスポート機能の性能比較をご参照ください。


_当Blogの主題は家計簿アプリ間でのデータ変換の手段を提供することにあるわけですが、肝心な家計簿アプリ側の性能評価をしなければ、ユーザーの皆さんの家計簿アプリの選定の参考になりません。そこで、前回の 2021/08/22 「家計簿アプリのデータインポート/エクスポート機能の性能比較」を更新しました の続編(第三弾)として、筆者の独断と偏見で評価した結果を公開します。今回は7つの家計簿アプリの評価を追加し、OsidOriの評価の見直しを行いました。

_なお、↓の表の評点は、インポート/エクスポートの際にユーザーが受ける制約や手間といった「障壁」を点数化しており、「低い点数ほど好ましい」ものとなっています。

家計簿アプリ別のデータインポート・エクスポート機能の性能比較(Ver3)

2021/09/07

MoneyLinkその5:CSV明細取込とはこういう機能

_MoneyLinkの連載もこれで最終回です。MoneyLinkにはWeb明細帳にデータを取り込む方法(明細取込区分と言う)として

  • (1)オンライン…金融機関サイト連携機能(アカウントアグリゲーションサービス)に拠る
  • (2)オフライン…金融機関サイトからダウンロードしたCSVファイルに拠る
  • (3)Excel…MoneyLinkが出力したExcelブックにユーザーがデータを入力することに拠る

 の3つがあり、(1)については2021/09/03の記事で、(3)については前回の記事で解説しました。今回は残る(2)について触れます。

1.オフラインWeb明細帳の登録

_金融機関サイトからDLしたCSVファイルによりデータを受け入れる「オフラインWeb明細書」を登録します。対象となる金融機関は、実は「PayPay銀行」「JCB法人カード」「MUFGカード・ビジネス/AMEX」の3つのみです(2021年8月時点)。

オフラインWeb明細帳の登録

2021/09/06

MoneyLinkその4:MFF形式から変換した明細データをアップロードする

 今回は、前回の反対で、MoneyLinkに明細データを取り込ませる方法を解説します。実のところ、これを実施したところでMoneyLink単体では何の役にも立ちませんし、後述のように少々特殊なことをしなければならないので、実装すべきかどうか大いに悩みました。最終的には、MoneyLinkと連携して動作する会計ソフトにデータを渡す方法としては有用かと思いまして実装しましたが…まあ、半分以上は筆者の意地です。

1.Excel用Web明細帳を登録する

 MoneyLinkは、家計簿ソフトではなく帳簿管理ソフトである…とは何度か申し上げておりましたが、ここでは少し詳しく解説します。

 MoneyLinkでは、明細を取り込む帳簿を「Web明細帳」と呼んでおり、このWeb明細帳にデータを取り込む方法(明細取込区分と言う)は

  • (1)オンライン…金融機関サイト連携機能(アカウントアグリゲーションサービス)に拠る
  • (2)オフライン…金融機関サイトからダウンロードしたCSVファイルに拠る
  • (3)Excel…MoneyLinkが出力したExcelブックにユーザーがデータを入力することに拠る

 の3つがあります。(1)については既に述べました。(2)については解説を次回に廻し、今回は(3)について述べます。なお、MoneyLinkそのものには明細データを手入力する機能は実装されていません。

 まずすべきことは、Excelでデータを取り込むWeb明細帳の作成です。MoneyLinkのウィンドウ上部にある【Web明細帳設定】のアイコンを叩き、↓の例では"01財布"という名称で設定しています。

Excel用Web明細帳を登録する

2021/09/05

MoneyLinkその3:Excelデータ出力とMFF形式への変換

_前回に公開したMFFマクロV2.22を活用して、MoneyLinkからExcel出力したデータをMFF形式に変換する方法を解説します。

1.MoneyLink上での作業について

_ところで、MoneyLink上でユーザーが行うべき作業は…実のところ、取得した明細データに対して「メモ」を入力するのみです↓。それ以外のことは、データの追加・削除を含め一切できません。つまり、MoneyLinkは使い始めたら明細データが際限なく増えていくのみであり、グラフ表示機能も予算管理機能もありませんし、そもそも明細を費目別に仕訳ける機能も無いです。これらは全て会計ソフト側で行うべきこと、という考え方のようです。

取り込んだ明細データにメモを入力する

_そこで当Blogでは、↑メモ欄への入力は(品名)(@店名)(※備考)(#費目)という書式(拡張MFF書式)で行うことをお奨めします。()内は任意に省略可能で、順番は (品名) が先頭で (#費目) が末尾であれば (@店名) (※備考) は逆順でもOKです。このようにすることで、このデータをMFFマクロで変換する際に、これらの情報をMFF形式データに反映させることができます。

2021/09/04

MFFマクロV2.22を公開しました

_PC向けアカウントアグリゲーションアプリ「MoneyLink」に対応したMFFマクロV2.22を公開しました。例によりまして、以下の固定ページを参照して下さい。

_これに伴い、MFFマクロの動作の概念図も更新しました↓。金融機関サイトからのデータを他の家計簿アプリに流し込めるようになるのは嬉しい限りですね。だからこそ筆者はデータを受け入れる機能の無いアプリには怒りを感じずにはいられないのです。

MFFマクロV2.22の概念図

2021/09/03

MoneyLinkその2:金融機関サイトから明細データを取り込む

_前回では、MoneyLinkのPCソフトをインストールしました。今回は、金融機関連携機能を設定し、明細データを取り込むところまでを解説します。↓の画面は前回からの再掲です。

MoneyLinkの初回起動

_MoneyLinkは、基本的に↑の預金通帳的なUIで操作します。至ってシンプル。まずするべきことは、↑のダイアログで【はい】を選択(ここで【いいえ】で抜けた場合は上部の【Web明細帳設定】を叩く)して↓のダイアログで金融機関との連携を設定することです。

Web明細帳登録

2021/09/01

MoneyLinkその1:インストールから初回起動まで

_前回の記事で予告しましたとおり、PC向けアカウントアグリゲーションサービス「MoneyLink」の連載を始めます。しばしお付き合い下さい。

_MoneyLinkは専用PCアプリをインストールしなければ使えません(ダウンロードはこちらから)。なお、DLの際はメールアドレスの入力が必要です。

インストール時にユーザー名と会社名を入力させられる

_インストール完了後、アプリを起動すると↓のように「重要なお知らせ」が表示されます。アカウントアグリゲーションサービスの稼働状況を知らせるもので、業務用だけにこのあたりはきちんとしています。他のAAS付オンライン家計簿サービスは、専用ページにアクセスしないとこういう情報に行き当たりませんからね。

MoneyLinkの重要なお知らせ

2021/08/29

悩み深き新ネタ「MoneyLink」に挑戦中

_ソリマチ株式会社が提供しているアカウントアグリゲーションサービス「MoneyLink」に関する調査を行っております。

_ソリマチは「みんなの青色申告」「会計王」「給料王」などの会計ソフトのベンダーですが、これらのソフトとの連携を主目的にMoneyLinkというAASを提供しています。

_MoneyLinkは、今時珍しく専用PCソフトが用意されており、ソリマチのサーバーを経由して金融機関サイトからデータ(Web明細と呼んでいる)を得るようになっています(同様に専用PCアプリが有った、昔のMoneyLookとは動作は異なります)。このデータはExcelの形式で出力可能であり、また、手入力専用の口座を設定して、その明細データをExcelシートの形でアップロードできます。

MoneyLinkでモバイルSuicaのデータを取り込んだ

_しかも(2021年8月現在)無料です。これは、主力の会計ソフトの販促を狙ったものと思われます。もちろん家計簿ではないので、予算管理だのグラフだのといった機能は一切ありませんし(そもそも取引を費目別に仕分けるという機能自体が無い)、AASを提供している金融機関も銀行・クレジットカード・電子マネーのみで、証券会社・各種ポイント・通販等は対象外です。

_このように純然たる業務用ではありますが…(ミロク情報サービスのAccount Trackerを採用している)OsidOriMoneytreeのように、同様のAASがどれもこれもデータ出力を有料機能としているなかで、無料でデータのダウンロード/アップロードまで可能というのは大変大きな魅力であります。

_そこで当Blogでも取り上げるべく動いております。ダウンロードの方は(多少手を焼いたものの)見通しは立ちましたが、問題はアップロードの方でして、かなり特殊な方法に拠っており、果たしてMFFマクロに実装できるのか、できたとして意味があるのか、かなり悩んでおります。

_研究成果を披露するにはもう少しお時間をいただきたく。

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