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2022/06/04

WindowsPC家計簿ソフト「がまぐち君」にV5.50が出現

_WindowsPC向け家計簿ソフト(シェアウェア)「がまぐち君」に新バージョン5.50が出現しました(2022/05/07)。「試作品」という位置づけですが、従来のV5.45に比して大きく改良されています。主なところを挙げると

  1. 高解像度モニタ対応
  2. クレジット調整画面のリニューアル
  3. (Windowsの仕様変更に起因し)費目・口座設定の起動に長時間を要していたのを修正
_特に3番目は待たされる時間が半端でなかった(数分以上かかった)ので嬉しい改善です。

_また、当Blogの主題である家計簿データの変換に影響を与えかねない重大な仕様変更がありました。がまぐち君は、データ項目の名称変更と、使用/不使用の切り換えが可能という希有な機能を実装しているのですが、V5.50では、設定変更が可能なデータ項目が増えたのです。

_↓は以前のバージョンの費目・口座の設定ダイアログですが、「支出」の画面において、【数量】と【備考】の2つのデータ項目の使用/不使用を切り換えられるようになっていました。

がまぐち君の以前の設定ダイアログ

_ところが、今回のV5.50では(支出画面において)【数量】・【店名】・【出金元】・【備考】・【使用者】・【税率】・【税扱】の7項目が使用/不使用を切り換えられるようになりました↓。

がまぐち君Ver5.50の設定画面(支出)

_これはユーザーにとって自由度が高まる良き改良…と一見思えるのですが、がまぐち君は 2020/08/11 がまぐち君からエクスポートしたデータを他の家計簿アプリ向けに変換する で述べておりますように「画面表示の状態をそのまま再現する形でデータをExcelファイルやCSVファイルとして出力する」機能を実装しているため、データ項目の使用/不使用を切り換えると、出力したデータ列の並び方が変わってしまう…という大変困った事態になるのです。

_そのため、当Blogでは、がまぐち君のエクスポート機能で出力したデータ(=全項目が含まれている)のみをMFFマクロでのデータ変換の対象としています。

_しかし…がまぐち君の前述の機能は、実は大変魅力的なのです。そこで、エクスポート以外の機能で出力したデータもMFF形式に変換できるようにしようか…と思っていたところ、V5.50の出現で逆により難しくなってしまいました。

_がまぐち君は、掲示板を拝見している限りでは)けっこう古いバージョンを使っているユーザーが少なくない、という点も気になるところです。ユーザー各位に最新バージョンのインストールと、MFFマクロで参照するデータ欄は使用必須、参照しないデータ欄は不使用必須、という具合に設定変更を強いるしかないのでしょうか…どうしよ。

2021/03/21

家計簿アプリのデータインポート/エクスポート機能に関する各論(がまぐち君・てきぱき家計簿マム篇)

_2021/01/15「家計簿アプリのデータインポート/エクスポート機能の性能比較」をベースにした家計簿アプリ別各論の第六弾(前回の記事はこちら)では「がまぐち君」と「てきぱき家計簿マム9」のPC家計簿ソフト2本について述べます。

1.がまぐち君

(1)インポート

 インポートに関しては2020/08/12の記事を参照して下さい。評点14は最も高評価になります。データ項目の割付をインポート時に指定できるほか、その設定を保存しておく機能があり↓、対象のファイルの構造を理解できていれば大抵のテキストデータを取り込ませることができます。取り込みたくないデータの除外ももちろん可能。ただし、それに伴って、インポート時の手順が多くなっています。

がまぐち君にインポートする際のデータフィールド指定
がまぐち君のデータインポート機能

2021/01/04

「がまぐち君」のカレンダーを修正しましょう

 _今年になって初めて「がまぐち君」を起動しましたところ、「カレンダーを修正しろ」とのダイアログが出現しました。これは「がまぐち君」の標準機能であり、例年であれば特にそのままで支障は無いのでシカトするところですが、今年(2021年)はそうはいきません。例の巨大スポーツイベントが2020年から2021年に延期されたことで、我が国のほとんどのカレンダーが祝日の修正を要しているとの同じく、家計簿アプリのカレンダー設定も修正しなければならないのです。

がまぐち君のカレンダーの修正

_修正後の「がまぐち君」のカレンダーはこのようになりました↓。7月に4連休、8月に3連休が出現し、10月の3連休は消滅しています。

がまぐち君のカレンダーを修正したらこうなる

_この機能を持っている家計簿アプリはあまりありませんが、できるのであれば修正しておきましょう。

【追記】:本件の後日談はこちらです。

2020/08/12

がまぐち君に他の家計簿アプリのデータを変換してインポートする

_がまぐち君関連の連載第4回(前回の記事はこちら)は、がまぐち君へのデータのインポート方法をご紹介します。

1.MFF形式データから「がまぐち君」向けデータを出力

_Excelのワークシート上にMFF形式のデータを展開している状態で↓のようにMFFマクロを動作させますと↓、がまぐち君にインポートするためのCSVファイルの出力処理にかかります。

出力先にがまぐち君を指定してMFFマクロを動作させる

2020/08/11

がまぐち君からエクスポートしたデータを他の家計簿アプリ向けに変換する

_「がまぐち君」連載第三回(前回の記事はこちら)は、がまぐち君からエクスポートしたデータの変換方法について述べます。

1.がまぐち君からのデータのエクスポート

_がまくち君からデータをエクスポートする際は、【管理】タブから【インポート/エクスポート】を叩いて出現するダイアログで【その他の形式】を選択します↓。なお、エクスポートするデータの対象期間を指定する機能は無いので、がまぐち君内部のデータ量によってはCSVファイルのサイズがかなり大きくなることもあります。

がまぐち君からのエクスポート

2020/08/10

がまぐち君の独特なUIはユーザーの修練が必要です

_前回に引き続きの「がまぐち君」連載第二回は、恒例の入力UIに関する解説です。

1.がまぐち君の無料版と有料版の違い

_がまぐち君はフリーフェア版たるMiniと、シェアウェアたるSuperの二種類があります。両者の機能的な違いは主に↓のようなタブメニューの違いとして現れます。

がまぐち君Miniのタグメニュー
がまぐち君Superのタグメニュー

_筆者の見たところ、Superにしかない機能のなかで重要なのは【通帳】(口座別の出納帳を表示する機能)と【抽出】(早い話が検索機能)の二つで、分析作業に必須の機能が見事に有料化されています。がまぐち君Superはシェアウェアであってサブスクリプションではないのですから、Miniで試用してお友達になれそうなら、それなりの形で作者に敬意を表すべきでありましょう。

2020/08/09

がまぐち君は初期設定が重要です

_え~と、現在も開発が継続されているPC家計簿ソフトのなかでは機能的に最強と考えられるのが、今回から連載で取り上げる「がまぐち君」であります(公式サイトはこちら)。フリーソフト版たるMiniと、シェアウェア版たるSuperの二種類があり、両者の違いは次回に譲って、まずはがまぐち君の活用に不可避な初期設定から触れることにしましょう。

1.がまぐち君の口座の設定

_公式サイトをご覧になればお判りいただけましょうが、がまぐち君は特にSuperが凄まじく多機能でありまして…ゆえに初期設定も煩雑なものとなります。まずは、管理メニュー>費目・口座の設定↓からアクセスします。

がまぐち君の管理メニュー.

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