_OsidOriの試用レポート連載も第三回。前回の記事はこちらです。
1.口座と取引の種類について
_ここに至るまで触れておりませんでした…
(1)口座の種類
- ★銀行口座
- ★クレジットカード
- ★電子マネー
- ★証券/投資信託
- ☆財布(現金管理)→次項で解説
_の5種類。★は連携機能でデータを取得する口座であり、データの手入力は不可能。☆は全てのデータを手入力します。このあたりの考え方はマネーフォワードMEと同一です。
_OsidOriにアカウントアグリゲーション機能を提供している株式会社ミロク情報サービスが企業向けの会計システムを主力としているためか、通販サイトやネットスーパーとの連携機能が無いのは少々残念です。
(2)取引種別
_の3種類のみです。
_振替取引は2020/12/19のバージョンアップでサポートされたばかりの新機能で、
- ★連携口座の支出→★連携口座の収入
- ★連携口座の支出→☆現金口座の収入
- ☆現金口座の支出→★連携口座の収入
- ☆現金口座の支出→☆現金口座の収入
_以上の取引の組み合わせを振替取引として入力できます。マネーフォワードMEの「取引相手が不定の振替取引を入力できる」という奇怪な造りまではさすがにマネしていません。
_ただ、このことは、同時に「★連携口座の支出」と「★連携口座の収入」が揃わないと振替取引にできない、ということを意味します。例えば、たいていのクレジットカード(のサイト)は、銀行から引き落とされたお金を「収入取引」として出力したりはしませんから、銀行からの引落しと紐付けて振替取引とすることはできません。そうなると、銀行からの引落しを支出取引としたままにすると、クレジットカードの支出と二重計上になります(家計簿アプリでよく発生する事態です)。これに対応して、OsidOriでは個々の取引を収支に反映する/しないを切り替えられるようになっています。