今回は、前回のCODEに続いて、レシート買い取りアプリ「ONE」を取り上げます。
1.何をするアプリ?
スマホでレシートを撮影して運営側のサーバーに送信するとポイントを貰えるアプリです(1~10円で買い取られる)。
レシートの送信は朝・昼・夜の3つの時間帯に対して各1枚(↓の画面を参照)。運営側で時間帯別に全ユーザーからの買い取り総枠を決めており、枠が埋まってしまっていると買い取りは断られます(キャンセルされる)。その他、広告動画を見ることで、レシート撮影の枠(ミッション)を2つまで増やすこともできます。
かつてはレシート買い取りは1日5枚までで、2023/4/14から上記のような時間枠が設けられました。このころのGoogle Playのレビューはその恨み節ばかりです。金銭が絡むアプリというのは運営側とユーザーの利益が対立しがちなので仕方がありませんね…。

また、このころはサーバーの負荷が重くてアプリの動作が安定していなかったようで、それに関する苦情も多く見られます。最近は何か操作をするたびに広告を長々と見せられる(しかも複数本の場合すらある)ようになり、これもユーザーの不評を買っています。
2.ユーザー登録
まず、電話番号を入力し、SMSに送られてきたワンタイムパスワードを入力して本人確認を行います。その後、アンケートと称して性別、生年月日、郵便番号を登録させられます。
最初はこれだけですが、このアプリはレシートを送信するたびに、ユーザーの家族構成や職業などの個人情報を尋ねてきます(これはCODEでも同じだが)ので、気が付いたら相当な情報を握られていた、ということにもなりかねません。この点には注意したいところです。
3.レシート撮影・送信の手順
ONEの基本画面の中ほどに「なんでもレシート」というメニューがあり、そこでレシートを撮影するいずれかのボタンを叩くとレシート撮影に移行します。↓の例では「コンビニのレシートを撮影する」というミッションに参加しています。こういったミッションはランダムに出現し、広告動画を見ると参加できます。
ONEは、はっきり言ってカメラアプリとしてはかなり低性能で、ライトを点けることも、長いレシートを撮影することもできません。このあたりは前回のCODEの方が上か。
撮影直後に送信ボタンをタップすればポイントを貰えます。ただし、数分経ってから、アプリから「このレシートは買い取りできない」とキャンセルされることもあります。その場合でも、前述の時間帯別のレシート買い取り枠は消費されますのでご注意を。

4.ONEのポイント交換先は?
貯めたポイント(特に名称は無い)は、ウォレットメニュー内の「チケット交換」ボタンで、Visa eギフト、UNIQLO eGift、QUOカードPay、Pontaポイント、西松屋、ミスタードーナツ、ケンタッキー・フライド・チキン、Google Play、FamiPay、dポイント、iTunes、Amazonギフト、JCB PREMIO等に交換できます。交換先の豊富さはCODEを凌駕していますね。

ただし、ONEのポイント1円が上記のサービスの1円相当になるのではなく、おおむね1~2割ぐらいの手数料的なものが含まれます。例えばONEのポイント1100円分でUNIQLO eGift 1000円分に交換、という具合です。
また、銀行口座を登録すると、「出金」ボタンでキャッシュバックを受けることもできます(振込手数料はポイントから差し引かれるようです)。
5.データ入出力機能は無い
CODEと同様に、アプリ内をいくら探しても、読み取ったレシートの明細をCSVファイルで出力するような機能は見当たりません。当Blogでは単発記事のみの継子扱いとならざるを得ませんね。
純粋に運営側のマーケティングのためだけのアプリであり、家計管理を改善するようなものではありません。まあ、中途半端な家計簿機能を実装するよりも潔いとは言えます。
前回のCODE、今回のONE…と、連続してレシート買い取りアプリをご紹介しました。家計管理に資するものではなかった…とは言っても、ポイ活によって家計を有利にする効果はそこそこ期待できそうですよ。では、また。
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