こんばんは。たこぶつでございます。
当Blogにおいては、レシートを認識して家計簿データとして提供するアプリとして、スマートレシート(初回記事は2023/11/04 電子レシート「スマートレシート」試用レポート)とレシマル(初回記事は2023/12/02 Recemaru(レシマル)試用レポート)の二つをご紹介し、またデータ変換の方法を提供してまいりました。
また、いわゆるレシート買い取りアプリとして レシーカ(2024/06/22 レシーカ試用レポート)をご紹介しております(レシーカはデータを外部に持ち出せないのでレポートのみです)。
今回は、レシート買い取りアプリ「CODE(コード)」を取り上げたいと思います。
1.何をするアプリ?
スマホでレシートを撮影し、さらに、そのレシートに含まれている商品のバーコードをスキャンして運営側のサーバーに送信する(商品登録という)とポイントがもらえる、というアプリです。初回は商品バーコードの読み取りは必須で、それ以降はレシートのスキャンか商品バーコードのスキャンのどちらかでもOKです。
↓はレシート撮影画面です。他のレシート認識系のアプリと同様に、電話番号から店舗名を特定するデータベースを使っているようです。

レシート撮影後、そのレシートに含まれている商品のバーコードを読み取ります。これで正確な商品名を把握できるわけです。

運営会社は、株式会社リサーチ・アンド・イノベーション(←公式サイト)。参考になるネット記事は以下の2つが挙げられます。
なお、このアプリはユーザー登録時に性別、生年月日、郵便番号、メールアドレスを登録させられます。また、GoogleのIDやAppleIDでもログインできます。
2.ユーザーへのインセンティブ
このアプリの特徴として、ユーザーが移動した距離に応じてポイント(ボトル)が貯まるというものがあります(アプリに位置情報の利用を常に許可していることが条件)。詳細は当Blogの主題ではないので省略します。
貯まるポイントはTAMARU POINTおよびCODEコイン。TAMARU POINTは1ポイント=1円相当で、d POINT、WAONポイント、amazonギフト券、PeXに交換でき、PeX経由で、nanako、Pontaに交換できるほか、銀行振り込みでキャッシュバックを受けることもできます。CODEコインはアプリ内の懸賞に応募できるというもので、TAMARU POINTがその賞品になることもあります。

このほか、アプリ内にはラッキーエッグという特典もあり、ユーザーが「やること」(他のサービスやゲームで「ミッション」と呼ばれているものに相当する)を果たすともらえます。さらに、クエストという仕組みもあり、アプリ内でリストアップされている特定の商品を購入してレシートとバーコードで商品登録を行い、さらにアンケートに回答するとポイントがもらえます。
このように、あの手この手でユーザーにアプリを使わせようとしているわけです。ただ、このアンケートというのが、年収やら既婚/未婚などを尋ねてきて、ことさらユーザーの個人情報を探ろうとしてくるのには閉口しました。
3.家計簿機能
CODEには簡易な家計簿機能があり、収入については収入額を登録するだけですが、支出についてはレシートの明細ごとにカテゴリを指定できます。

カテゴリ↓は、ユーザーが追加可能(アイコンと色を指定できる)で、順序変更は可能、削除・名称変更は不可能です。
また「買い物」というカテゴリのみ、食品、日用品、ホビー・文具、衣服、家具・家電・車、その他買い物 というサブカテゴリが設定されており、その下にサブ・サブカテゴリが設定されています。これらはユーザーが編集することは一切できません。

なお、レシートを撮影した後、個々の明細にユーザーがカテゴリを指定するわけですが、たとえそれが間違っていても、レシートをポイント化するかどうかの判定には影響しないそうです。てゆーか、このアプリ、家計簿機能は明らかに蛇足です。廃止しても大半のユーザーに問題は生じないでしょう。
4.データ出力機能は無い
アプリ内をくまなく探しても、CSVファイル出力などの機能を見つけることはできませんでした。多分無いんだろうな、とは思っていました…
というわけで、CODEは当Blogにおいては継子扱い確定です。もっとも、これでデータ出力機能があったら、すでにデータ出力機能があってもレシート買い取りサービスを伴っていない「スマートレシート」や「Recemaru(レシマル)」の存在意義は極めて危ういものになってしまいます。このようにして棲み分けが一応できているのですね。
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